きゃりーの演出家が映画初監督!有村架純と松坂桃李が声優『くるみ割り人形』
きゃりーぱみゅぱみゅの美術演出と世界観作りを担当しているアートディレクター・増田セバスチャンが、ハローキティ40周年記念作品となる実写人形アニメーション映画『くるみ割り人形』(11月29日公開)で初監督を務めることがわかった。
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世界中で愛され続ける名作童話をハローキティの生みの親であるサンリオがまったく新しいミュージカルファンタジーとして誕生させる本作。大切なくるみ割り人形をネズミの大群にさらわれ、鮮やかな人形の国に迷い込む主人公・クララの声を演じるのは、スタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』で声優に初挑戦した有村架純。クララと運命の出会いを遂げる若き将校の声は松坂桃李が演じる。
“Kawaii”カルチャーの火付け役として活躍する増田は、初の監督に挑んだ本作について「世界に誇るべき日本が生んだオリジナル・カルチャーの文脈がたくさん詰まっています。ここに“Kawaii”の原点を見つけることができるでしょう。1秒1秒の情報量がすごく多く、全てのシーンに細かく仕掛けを入れているので、時間を忘れて世界観にどっぷりハマれるエンターテインメントになっています」とアピール。
映画のエンディングには、きゃりーのファーストアルバムに収録されている唯一のバラード曲「おやすみ」をプロデューサーの中田ヤスタカ自ら新たにリミックスしたものが起用されているといい、「クララ役の有村さんの少女から大人になる瞬間のきらめきとマッチして、最後までどこまでが夢か現実かわからなくなるようなファンタジーが作れたと思います」と自信をのぞかせている。(編集部・中山雄一朗)
映画『くるみ割り人形』は11月29日より3D / 2D同時公開