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トム・ハンクスがiPad用タイプライター・アプリを開発

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Hanx Writer、App Storeスクリーンショット
Hanx Writer、App Storeスクリーンショット

 大のタイプライター好きで、一時は200台のタイプライターを所有していたという俳優のトム・ハンクスが、iPad用のアプリを開発したとUSA TODAYが報じた。

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 “Hanx Writer(ハンクス・ライター)”と名付けられたアプリは、画面上にタイプライターのキーと紙が表示され、文字を打つとカシャンとアームについた文字盤が紙に打ちつけられる音がする。また、行の最後までたどり着くとおなじみの“チン、ギー”と改行する音もする凝りよう。

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 このアプリはiTunesのApp Storeで無料でダウンロードでき、追加のフォントや音などのパックは300円から500円で購入できる。

 今でもタイプライターを愛用し、ちょっとしたメモや脚本についてのコメントなどを書く際もタイプライターを使用しているというトムは、「僕にとって、キーを打った音が鳴ることは非常に心地よい感覚で、思考回路がすっきりとするんだ。人によっては新たなサウンドほしさにダウンロードする人もいるかもしれないけど、iPadで物を書く時に、より個性的な体験をしてもらうためのものなんだ。喫茶店にiPadを持って行って、カシャカシャと打ちまくって周囲をいらいらさせることもできるよ」と語っている。

 トムにアプリの開発を依頼されたHitcentsのスチュワート・ウェストファルは、「ギミックを効かせたものにしないでほしい」とお願いされたという。そのため、おもちゃ感覚ではなく、きちんと使えるよう、削除キーもあれば、オートコレクト機能、書いたものを送信する機能なども備わっているという。白いページに黒い文字が打ちこまれていくのが一番効果的に体験できるのは、Bluetoothキーボードを利用した時らしい。タイプライター世代には非常に懐かしく、タイプライターを使ったことのない世代には新鮮なアプリのようだ。(澤田理沙)

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