痛恨の撮影ミス!ペットボトルが1920年代のドラマに!「ダウントン・アビー」“ウォーターボトル・ゲート”事件
1920年代を舞台にしたテレビドラマ「ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~」の第5シーズン用宣伝写真にミネラルウォーターのペットボトルが写り込むというミスが起きた。
E! Newsなどに掲載されている写真は、ヒュー・ボネヴィル演じるグランサム伯爵ロバートとローラ・カーマイケル演じる次女イーディスが大理石の暖炉の前で撮ったもの。気品漂う写真だが、暖炉の上には500mlのペットボトルが置かれているのだ。
このミスはインターネットで“ウォーターゲート”ならぬ“ウォーターボトル・ゲート”と呼ばれ、ちょっとした騒ぎになったが、番組のキャストはこれを逆手に取り、チャリティーに活用することを発表。水が起こした騒動であるため、世界中の人にきれいな水と衛生を供給しようとしている非営利団体「ウォーターエイド」への寄付を呼びかけたのだ。
普段着のキャストは、それぞれが水のペットボトルを持って集合写真を撮影し、インターネットに掲載。「キャストとスタッフは、本当に注目されるべき水問題に視線を向けようと考えました。みんなで水を持った写真は、国際チャリティー『ウォーターエイド』の知名度を上げ、活動を増幅させるために撮ったものです」とitvのスポークスマンは発表している。
「ウォーターエイド」は公式ウェブサイトで、「ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~」のキャストに感謝し、写真を楽しんだ人に3ポンド(約510円)の寄付を呼びかけている。同団体に寄付された金額と同額をイギリス政府が寄付することにもなっており、寄付金は自動的に倍となるため、それだけ多くの人にきれいな水を提供できるという。(1ポンド170円計算)(澤田理沙)