6歳の子役が12年間同じ役を演じ続けた…少年から青年に変わっていく様子が明らかに!
6歳の主人公メイソンと母、父、姉の12年間の変遷の物語を同じキャストで12年間にわたって撮り続けた画期的な映画『6才のボクが、大人になるまで。』の予告編が公開され、メイソンがあどけない少年からりりしい青年に少しずつ変わっていく様子が明らかになった。リチャード・リンクレイター監督に『恋人までの距離(ディスタンス)』(1995)以来となるベルリン国際映画祭監督賞をもたらした本作は、彼の最新作にして最高傑作との呼び声が高い。
今回公開された予告編では、6歳のメイソンが青年になるまでの過程が一挙に映し出され、12年という歳月の重さに冒頭から胸がつまる人も多いはず。姉と無邪気にふざけ合っていた小さなメイソンが、アラスカから戻って来た父との再会、母の再婚、義父の暴力、そして初恋を通じて少しずつ大人になっていくさまが描かれる。流れているのは、アメリカのインディーズバンドFamily of the Yearの「HERO」。本作では音楽も一つの重要な要素となっており、12年間のうちそれぞれの時代を彩った楽曲の数々が使用されている。
メイソンを演じたのは、オーディションで見いだされた逸材エラー・コルトレーン。『トゥルー・ロマンス』のパトリシア・アークエット、『ビフォア』シリーズのイーサン・ホーク、リンクレイター監督のまな娘であるローレライ・リンクレーターがメイソンの母、父、姉にふんし、12年の時が及ぼす変化を演じ切っている。(編集部・市川遥)
映画『6才のボクが、大人になるまで。』は11月14日よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開