17歳メンバー急逝のアイドルグループ「仮面女子」悲しみ胸に世界進出!
7月に事故のため17歳で亡くなったアイドル・月宮かれんさんが所属していたグループ「仮面女子」が9日、秋葉原のアリスプロジェクト常設劇場で台湾と韓国への進出を発表。メンバーは月宮さんの遺品を着けてライブに臨むといい、月宮さんがいたグループ内ユニット「スチームガールズ」の新矢皐月は「かれんちゃんに恥じないすてきなステージにしたい」と語り、月宮さんをしのんだ。
“世界進出”について新矢は「地下アイドルとしてずっとやってきて、夢が実現してうれしい」と感激の表情を見せる一方で、月宮さんの死にも言及。「初期メンバーとしてずっと一緒にやってきたんですけど、現場では、まだ悲しみで立ち直れない子もいる」と胸の内を明かした。
さらに「無口だったけど、ギャグとかも大好きで、夜中でもツイッターでつぶやいちゃうくらい、しゃべることが大好きな明るい子だった。MCでも活躍してくれた」と月宮さんの人柄を振り返った新矢。「ご家族の方から、かれんちゃんがずっと着けていたブレスレットやネックレスをいただいたので、衣装として韓国に(かれんさんの)パスポートやメガネと一緒に持って行きたいと思います」と語り、月宮さんと共に海外デビューの舞台に挑むことを報告した。
「仮面女子」の海外進出はこの日の特別公演内で発表され、スチームガールズが9月13日に韓国のソウルで行われる「第7回ソウルガールズコレクション」に出演、同日にグループ内ユニットのアリス十番が台湾デビューを果たす。韓国のライブでは、月宮さんが作詞を担当した楽曲「destiny」も歌われるという。(取材・文:名鹿祥史)