嵐・二宮和也、三谷幸喜作品初出演! 起用理由は屈折しているから!?
14日、フジテレビ開局55周年記念ドラマ「オリエント急行殺人事件」のキャスト発表会見が、角川大映スタジオで行われ、嵐の二宮和也、松嶋菜々子、杏、玉木宏ら主演級の豪華俳優陣が出演することが発表された。本会見には主演の野村萬斎ほか、沢村一樹、池松壮亮、八木亜希子、青木さやか、藤本隆宏、富司純子、高橋克実、笹野高史、小林隆、草笛光子、西田敏行、そして脚本を担当した三谷幸喜が出席した。
アガサ・クリスティが1934年に発表した傑作ミステリーを三谷幸喜脚本でドラマ化される本作。舞台を昭和初期に移し、一筋縄ではいかない登場人物たちの駆け引きが醍醐味となるが、題材にふさわしい豪華メンバーに三谷は「これだけすごいキャストがそろって夢のような話です。2夜連続で放送されますが、1夜目は限りなく原作に近い形で、2夜目は逆から見た僕のオリジナルです」と満足げな表情を浮かべる。
本作が三谷作品初出演となる二宮は「三谷さんの作品は観る側の人間だと思っていたので、お話をいただいたときは驚きましたが、素晴らしい方々と掛け合いをやらせてもらえて光栄です」とオファーを受けた時の感想を語る。すると三谷は「実は以前、嵐の番組で短編ドラマをやったことがあったんですが、それがオーディションだった」と本気か冗談か分からない発言をすると「二宮さんは、屈折したイメージがあるので、アンソニー・パーキンスみたいな感じ」と起用理由を明かした。
2006年放送のドラマ「古畑任三郎ファイナル ラスト・ダンス」以来の三谷作品出演となった松嶋は「だいぶ時が経っていたので(自分の演技が)ダメなのかなって思っていたのですが、お声を掛けていただき嬉しかったです」と語ると「本読みの時、たくさんご指導をいただいたので『これじゃダメだ』って……。これだけのキャストの方々と一緒にお仕事ができて光栄なので、できる限りやらせていただければ」と意気込みを述べた。
その他、三谷作品初参加の杏は「子どもの頃から知っている三谷さんの作品に大きくなって出演できるなんてうれしい」と感想を述べると、同じく初出演の玉木も「三谷作品ということで、どうしても心が落ち着かないんです」と胸の内を語っていた。(磯部正和)
ドラマ「オリエント急行殺人事件」は2015年春2夜連続で放送