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ピアース・ブロスナンら大切な人を失ったセレブが参加…がん患者支援チャリティーに多額の寄付

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身近な人ががんで苦しんだ…グウィネス・パルトローとピアース・ブロスナン
身近な人ががんで苦しんだ…グウィネス・パルトローとピアース・ブロスナン - Bryan Bedder / Getty Images(右)

 現地時間5日、がん患者を応援するチャリティー番組「スタンドアップトゥキャンサー」(SU2C)の収録が、米ロサンゼルス・ハリウッドのドルビー・シアターで行われた。番組では豪華セレブたちが電話オペレーターを務め、その日だけで約1億ドル(約100億円)、そして週末までに1億900万ドル(約109億円)以上の寄付金を集めることに成功し、大きな話題となっている。(1ドル100円計算)

 番組は、メリッサ・マッカーシースティーヴ・カレルといった人気コメディアンによるオリンピック聖火ならぬSU2C聖火リレーで開幕。ABC、CBS、FOXといった全米大手ネットワーク各社は、CMなしの1時間番組枠でその模様を放映した。SU2Cのロゴが入ったTシャツを着たロバート・ダウニー・Jr、ブラッドリー・クーパーマシュー・マコノヒーケヴィン・ベーコンハル・ベリージェニファー・アニストンなどの大物セレブが次々に登場し、チャリティーの意図を説明すると同時に寄付金を募った。

 イベントの製作総指揮を務めたグウィネス・パルトローは、12年前に父親をがんで亡くした。彼女だけでなく、イベントに参加したセレブの中には、身近な人をがんで失った経験のある人もいる。

 特に、映画『007』シリーズでジェームズ・ボンド役を務めたピアース・ブロスナンは、1991年に当時43歳だった妻のキャシー(カサンドラ・ハリス)さんを卵巣がんで失くしたばかりか、昨年は娘のシャーロットさんまでも同じがんで失うという悲劇に見舞われた。「がんで死にゆく、愛する人の手を握りながらその最期を看取るという経験は、一生忘れられないものだ」という彼のスピーチは真に迫るものがあり、人々の心を揺り動かした。番組で集められた寄付金は、その全てが、がんの研究に役立てられるという。(取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)

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