オーランド・ブルーム、深夜0時のレッドカーペットにバイクで登場!
オーランド・ブルームが製作総指揮を務めたオートバイのドキュメンタリー映画『ザ・グレート・ハンズ・プリーチャーズ(原題) / The Great Hands Preachers』が、スペインで開催された第62回サンセバスチャン国際映画祭でワールドプレミア上映された。オーランドはレッドカーペットにバイクで乗り付けるというワイルドな参上を見せ、沿道の女性ファンからは黄色い声と共に「セクシー!」という絶叫が響いた。
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オーランドは前妻ミランダ・カーとのタンデムデートをたびたびパパラッチされており、無類のバイク好きで知られている。そんなオーランドの趣味がさく裂しているのが本作で、米国ロス在住の木村信也を筆頭に、カスタムバイクを作り上げるバイクビルダーたちの魅力と人生哲学に迫っている。
上映時間は夜中の0時だというのに、排気音をふかしまくったバイク隊を引き連れてのレッドカーペットとなったが、これを許可したサンセバスチャン市民の太っ腹加減にも驚きだ。624席が満席となり熱気でムンムンの会場に、革ジャン姿で登壇したブルームは「自分は本当にバイクが大好きで。素晴らしい仲間たちと作り上げた作品で、ここに来られて本当にうれしい」と短いながらも、うれしさにあふれた舞台あいさつをして観客を喜ばせた。
『ザ・グレート・ハンズ・プリチャーズ(原題)』は、昨年から設けられたスポーツ&アドベンチャー映画の特集部門「サベージ・シネマ」での上映。上映作6本の中には、米国・ヨセミテ国立公園に挑んだロッククライマーたちの50年史『バレー・アプライジング(原題) / Valley Uprising』や、プロスケートボーダーを追った『デンジャー・デイブ(原題) / Danger Dave』などがあり、バラエティーに富んでいる。また上映作品ごとに、客層がガラリと変わるのも特徴で、ブルームの作品にはいかついライダーたちが大挙し、リゾート地であるサンセバスチャンでひときわ目を引いていた。(取材・文:中山治美)