『ソロモンの偽証』隠された真実を見抜けるか…最後の晩餐風ポスター公開
宮部みゆきのミステリー小説を佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美ら豪華俳優陣によって2部作で映画化する『ソロモンの偽証』から、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「最後の晩餐」を思い起こさせる意味深なポスタービジュアルが公開された。
ベストセラー作家・宮部みゆきの最高傑作といわれている小説「ソロモンの偽証」を基にした本作は、ある中学校を舞台に、クリスマスの朝に発覚した男子生徒の死亡事件を解決するため、一人の女生徒が学校内裁判を開廷し、真実を明らかにしていくさまを描いたミステリー。メガホンを取るのは『八日目の蝉』などの成島出監督。先日には参加者1万に上るオーディションで主演に大抜てきされた新人女優が、役名の「藤野涼子」としてデビューすることが発表された。
公開されたビジュアルでは、「最後の晩餐」風に描かれた中学生役のキャストたちが横一列に並んでおり、その下には「嘘つきは、大人のはじまり。」という印象的なキャッチコピーが添えられている。裏切り者の存在を告げるイエス・キリストとその発言に動揺する使徒たちを描いた「最後の晩餐」は、クラスメイトの謎の死をきっかけにざわめき立つ中学生の姿を描いた本作にピッタリのモチーフだ。
また、中央に座る主人公・涼子の前には「正義」の象徴であるてんびんが置かれており、事件の真相を追求する涼子の固い決意が表現されている。さらに、元の「最後の晩餐」に描かれているのは13人であるのに対し、同ビジュアルでは12人の中学生が描かれていることにも注目である。果たして存在しないのは誰なのか、そしてそこに込められた意図は何なのか。本作の主人公たちのように、秘められた真実を追求してみてはいかがだろうか。(編集部・吉田唯)
映画『ソロモンの偽証<前篇・事件>』は2015年3月7日より公開
映画『ソロモンの偽証<後篇・裁判>』は2015年4月11日より公開