コリン・ファレル アイルランドの同性婚の合法化を支持
ゲイの兄がいるコリン・ファレルが、アイルランドにおける同性婚の合法化のため立ち上がった。
コリンはLGBTコミュニティーにも平等の権利が与えられるべきだと信じており、兄エイモンがパートナーと結婚するためにカナダに行かなければならなかったことを残念に思っていると語っている。
「僕の兄は結婚するのが夢だった。それを実現させるためにアイルランドを離れなければならなかったのはおかしい。だからこそ、僕にとっても個人的な問題なんだ。アイルランドにおける正義のはかりを正す時がきた。ひとりひとりの声が反映されるよう、来年の選挙のために登録し、投票をしてほしい」とSunday World紙に語った。兄のエイモンは今、結婚して数年になる愛する夫スティーヴンと一緒にダブリンで平和に暮らしていると付け加えている。
コリンは小さいころに兄がゲイであることに気付き、いじめに立ち向かっていたことを誇りに思ったという。
「兄が無理に異性愛に身を投じていないと気付いたのは12歳くらいの頃だった。驚きと興味を持ったのを覚えている。興味を持った理由は、僕がまったく知らない世界だったにもかかわらず、不自然にも思えなかったからだ。兄はただ男性が好きなんだと理解し、それは僕にとって不自然じゃなかった。エイモンはゲイになろうと思ってなったわけじゃない。学校にアイライナーをひいて行ったのは、確かにいじめに拍車をかけたかもしれない。でも彼は自分に誇りを持っていた。人に暴力を振るわれても、あざ笑われても誠実さと威厳を持って立ち向かっていた」と語っている。
2010年に同性のパートナーシップが合法化されたアイルランドでは2015年前半に同性結婚を合法化するかどうかの国民投票が行われる。(BANG Media International)