寺島進「いい夫婦の日」にバカヤロー!「うちはいつもいい夫婦」
俳優の寺島進が22日、有明の東京ビッグサイトで開催中の「2014楽器フェア」特設ステージで行われた東映Vシネマ『流し屋 鉄平』完成報告会見に出席、「いい夫婦」の秘訣(ひけつ)を聞かれ、「うちはいつもいい夫婦の日だよ!」と名言を残した。この日は本作ヒロインに抜てきされた女優の夏菜、榊英雄監督、そして音楽を担当する榊いずみも登壇した。
『男はつらいよ』や『トラック野郎』シリーズをほうふつさせる本作は、東映Vシネマ12年ぶりの最新作。ギター1本で日本全国を渡り歩く流しのギタリスト・御法川鉄平に寺島がふんし、鉄平が一目ぼれするマドンナ椎名朱美役で夏菜が出演。そのほかにも高岡奏輔、大森南朋、哀川翔、片岡礼子、名高達男ら豪華キャストが名を連ねる。
劇中でギタープレイと歌を披露している寺島は、御法川鉄平として主題歌も担当し、「へたくそですみません。歌は奥深いというか、本当に恥ずかしいですね。手応え? あるわけねーだろ!」とボヤくことしきり。一方の夏菜も、歌手の夢を追いかける女性という役柄であることから歌声を披露しており、寺島は「夏菜ちゃん、本当にうまいの!」と絶賛。しかし、夏菜自身は「わたし本当に歌いたくなかった」とこちらもボヤくことしきりで、そんな二人の様子に榊監督は「すみませんね」と頭をかいていた。
撮影現場での寺島は、夏菜に非常に優しくしていたそうで、「包み込んでくれるような優しさで、寺島さんがいないと進まない感じがあった」という夏菜の言葉に、「そりゃ寺島“進”ですから」と誇らしげ。寺島自身も「最高です、ほれちゃいました」と夏菜にぞっこんな様子だった。
続けて、来年3月に誕生を予定している寺島の第2子長男の話題が出ると、会場からは拍手。「そのことはいいから」と照れくさそうな寺島だったが、「いい夫婦の日」にちなみ、寺島に夫婦円満の秘訣(ひけつ)を聞かれ、「バカヤロー。誰がいい夫婦の日だなんて決めたんだよ。うちはいつもいい夫婦の日だよ。相手を思いやる気持ちと感謝を忘れなければ、愛があればオールオッケーですよ」とアドバイス。夏菜も「寺島さん(の夫婦像)は理想です」と目を輝かせていた。(取材・文:壬生智裕)
東映Vシネマ『流し屋 鉄平』は2015年3月13日に発売予定