ピース綾部、小説家・又吉の成功に置いてきぼりの危機?
全国無料のBSテレビ局Dlife(ディーライフ)初のトークバラエティー番組「ラジオな2人」に出演する、お笑いコンビ、ピース(綾部祐二、又吉直樹)とオリエンタルラジオ(中田敦彦、藤森慎吾)の4人が、都内スタジオで行われた収録後に報道陣の取材に応じた。
本番組は、ピース、オリエンタルラジオのほか、ブラックマヨネーズや千鳥、ハリセンボン+渡辺直美など、人気芸人が日替わりで登場するトークバラエティー。「テレビで観るラジオ番組」という趣で、息の合ったコンビならではの楽しいトークが繰り広げられる。
ラジオ番組といえば、リスナーとの距離が近いことが魅力。中田が「言いやすい空間だから、(本音を)ポロッとしゃべっちゃうというのはありますよね」と切り出すと、藤森は「せっかくチャンネルを見てくださるわけですから、(結婚など)何かあったらそこで報告しようかと思っています」と宣言。その言葉にニヤリとした中田は「藤森さんは何かありそうな雰囲気を4年くらい醸し出し続けていますからね。いたずらに記者さんを疲労させているというね」とツッコみ、会場を笑いに包んだ。
一方の綾部が「すごくセットがすてきでした。ラジオとは違う感じの、新しい空間でしたね。月曜から金曜まで、1週間が面白いと思ってもらえるように頑張りたい」と意気込むと、又吉も「(芸人の)原点に戻ってトークをさせていただく。そうしていくうちに新しいものが生まれてくると思う。僕らで言えば、ボケとツッコみが逆転するというのもありだと思う」と意欲的なコメント。
そこから話は、又吉が執筆した純文学小説「火花」についての方向に。掲載誌の「文學界」が異例の増刷がかけられるなど、大きな反響を巻き起こしていることについて綾部は「コンビを組んだときから15年たって。こんなことになるのか」と驚きを隠せない様子で、「すごいことになったなと思いましたよ。又吉がそっちの方向に行くのが怖いですね。今は9割方、小説家として存在しているから」とちゃかすと、「いやいや、毎月舞台に立っているでしょ」と苦笑いの又吉であった。(取材・文:壬生智裕)
トークバラエティー番組「ラジオな2人」先行放送SPは2月5日23時よりBSテレビ局Dlifeにて放送予定 本放送は3月から