『タートルズ』撮影セットに潜入!日本人になじみ深いあんなモノまで?
現在公開中のマイケル・ベイ製作の話題作『ミュータント・タートルズ』の撮影セットが報道陣に公開され、地下で暮らす4人のタートルズたちの生態が明らかになった。
まずは、冷静で真面目で正義感の強いレオナルド、マイペースでピザ好きのミケランジェロ、ハイテクに精通したドナテロ、ワイルドで短気なラファエロの4人が日頃から訓練する道場だ。彼らは、突然変異したネズミの師匠スプリンターのもと、過酷なトレーニングを道場で積んでおり、その道場には日本人のわれわれになじみ深い日本刀や手裏剣があるほか、やり、ナイフ、棒なども道場の周りに設置され、いつでもさまざまな武器を試せる環境下にあるのだ。ちなみにレオナルドは二刀流の刀、ミケランジェロはヌンチャク、ドナテロは棒、ラファエロは釵(さい)の達人で、彼らがいかに武器を使いこなすかもこの映画の魅力の一つだ。
次はモニタールーム。地下に住む彼らは、いつ敵が侵入してきても対応できるように、さまざまな侵入口にカメラを設置して、モニタールームでそれらをまとめて監視している。さらに、このモニタールームにはテレビも設置されていて、地上で起きている出来事をテレビで鑑賞しながら、世間の情報をしっかり手に入れているのだ。その中でも彼らが注目しているのは、偶然出会ってしまったミーガン・フォックス演じる美人リポーター、エイプリル・オニールが出演するチャンネル6で、彼女の行動をチェックしている。
最後に彼らがくつろぐ、リビングとベッドルームだ。リビングルームには、中央に大きなソファ、テーブル、4人のイスがあるが、テーブルにはミケランジェロが好きで、よく彼らも食すLサイズのピザケースが散乱していたり、さらに彼らはコミックが好きなようで、週刊少年マガジンやサンデーがそのまま重ねて置かれているのには驚いた。そしてベッドルームには、カメの甲羅に似たほぼ楕円(だえん)形のベッドが用意されていて、彼らはこのベッドに甲羅を合わせ仰向けに寝ている。
今作の見どころは、なんと言ってもモーションキャプチャーを駆使した臨場感あふれるタートルズたちの動きだが、それと同様に注目してほしいのが、上記に挙げた彼らの暮らす背景で、そんな角度から観てみても、十分に楽しめる映画になっている。(取材・文・細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)
映画『ミュータント・タートルズ』は公開中