イーストウッド『アメリカン・スナイパー』が今年最高の出足でナンバーワン!
映画週末興行成績
日本時間23日に発表された第87回アカデミー賞直前となった土日2日間(2月21日~22日)の全国映画動員ランキングを興行通信社が発表し、クリント・イーストウッド監督が手掛ける映画『アメリカン・スナイパー』が初登場1位を獲得した。
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全国333スクリーンで公開された本作は、2015年公開作品としては最大のオープニング成績となる動員24万9,321人、興行収入3億3,239万6,600円を記録。近年のイーストウッド作品としても最高の出足となった。客層は20代から40代の男女をはじめ、上は70代あたりの年配層まで。アメリカ軍最強と呼ばれた狙撃手の真実を家族の苦悩を交えながら描き、戦争映画ながら、男性に偏らない幅広い層を集客している。
先週、首位スタートとなった『テラスハウス クロージング・ドア』は2位にランクダウンしたものの、累計動員47万4,484人、累計興収6億2,985万3,600円を記録している。
第87回アカデミー賞の長編アニメ賞を受賞した『ベイマックス』は10週目にしてベスト3圏内をキープ。累計動員670万人、累計興収86億円を突破した。本作と同時上映となる『愛犬とごちそう』も短編アニメ賞を獲得しており、更なる集客が期待されている。
難病を抱えながらも懸命に生きる10代の男女の切なくもみずみずしい初恋の行方をつづった『きっと、星のせいじゃない。』は10位に初登場。全国211スクリーンで公開され、動員2万8,854人、興収3,868万6,500円をあげた。
4位の『ミュータント・タートルズ』は累計動員60万3,608人、累計興収9億413万9,800円と、興収10億円が間近。公開10週目の『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』は先週の9位から5位へと大幅にランクを上げ、累計成績は動員680万6,416人、興収75億6,066万2,400円を記録している。
今週末は『くちびるに歌を』『幕が上がる』『さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~』などが公開予定。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2015年2月21日~2月22日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(初)『アメリカン・スナイパー』:1週目
2(1)『テラスハウス クロージング・ドア』:2週目
3(2)『ベイマックス』:10週目
4(3)『ミュータント・タートルズ』:3週目
5(9)『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』:10週目
6(4)『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』:3週目
7(6)『ANNIE/アニー』:5週目
8(15)『Mr.Children REFLECTION』:3週目
9(7)『ジョーカー・ゲーム』:4週目
10(初)『きっと、星のせいじゃない。』:1週目