『007』最新作はボンドの子供時代がカギに?最新メイキング映像公開!
人気スパイアクションシリーズ最新作『007 スペクター』から、イタリア・ローマにおけるロケの様子を捉えたメイキング映像が公開された。映像内では、メガホンを取るサム・メンデス監督が謎に包まれたストーリーの一端を明かしている。
昨年12月8日にクランクインを迎えた本作は、イギリス・ロンドン、オーストリア・ソルデンからイタリア・ローマへとロケ地を変えて撮影を敢行中。今回の映像では、ロンドンのテムズ川におけるボートシーンや、最新ボンドカー「アストンマーティンDB10」がローマ市街を走るアクションシーンのメイキングがふんだんに収められている。
さらには、前作『007 スカイフォール』に続いてメガホンを取るメンデス監督が、シリーズファンが待ち望む『007 スペクター』について証言。前作でMI6のメンバーが一新されたことから、本作では、ダニエル・クレイグふんする主人公ジェームズ・ボンドが、チームの中でも一番の経験者に。今まで以上にボンドの局内における立場が重要になり、全編を通して彼が主導権を握る展開になるという。
シリーズ恒例となった冒頭のアクションについてメンデス監督は「冒頭から彼はある人物を追跡していますが、観客はその理由も内容もわからない。けれど、そこで起きていることはボンドの幼少期に関わる重要な秘密へと繋がっていきます」とコメント。前作で自らの出生の地スカイフォールに戻ったボンドが、今回は少年時代の秘密と対峙(たいじ)することになるようだ。
そのMI6のメンバーたち、M(レイフ・ファインズ)、マネーペニー(ナオミ・ハリス)、Q(ベン・ウィショー)については「彼らはある意味キャリアだけでなく生活をも危険にさらしボンドを助けようとします」といい、前作以上の人間ドラマにも期待したいところ。ただ、悪役クリストフ・ヴァルツについての情報など謎に包まれた部分はまだ多く、ファンの好奇心がつきることはなさそうだ。今後も本作は、11月の全世界公開に向け、メキシコ・メキシコシティ、モロッコ・タンジールなど世界中で撮影を予定している。(編集部・入倉功一)
映画『007 スペクター』は11月、日本公開