ジュード・ロウが教皇役へ!『グレート・ビューティー』ソレンティーノ監督とタッグ
映画『グレート・ビューティー/追憶のローマ』で第86回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したパオロ・ソレンティーノ監督が初めて手掛けるテレビシリーズ「ザ・ヤング・ポープ(原題) / The Young Pope」で、ジュード・ロウが主役の教皇役の出演交渉に入った。Varietyなどが報じた。
【本編映像】パオロ・ソレンティーノ監督『グレート・ビューティー/追憶のローマ』
本作はロレンツォ・ミエーリとマリオ・ジャナーニの製作会社ワイルドサイドと、ルパート・マードックのスカイ・イタリア・ペイボックスが共同で製作するテレビシリーズ。脚本はソレンティーノ監督が、ウンベルト・コンタレッロ、ステファノ・ルッリ、トニー・グリゾーニと共同執筆している。
そのストーリーは、ヴァチカンがリベラルな教皇に飽きて、イタリア系アメリカ人で極めて保守的な司教にローマ教皇を継承させるというもの。同番組は英語で50分のエピソードを8話放映する予定。共同脚本のグリゾーニは「ヴァチカンを含めて誰も、このアメリカ人教皇の頑固さに対する覚悟はできていないよ」とVarietyに語っている。
ヴァチカンやアメリカを舞台とする本作の撮影は、7月からローマのチネチッタ・スタジオで始まる。現在ソレンティーノ監督は、マイケル・ケイン主演で今年のカンヌ国際映画祭に出品予定の新作『イン・ザ・フューチャー(英題) / In The Future』のポストプロダクション中だ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)