久石譲、伊映画祭で特別功労賞を受賞
ジブリ作品などでおなじみの作曲家・久石譲が、現地時間4月23日よりイタリアで開催される第17回ウディネ・ファーイースト映画祭で特別功労賞を受賞し、スペシャルコンサートを開催することが決定した。
ウディネ・ファーイースト映画祭は、1999年より毎年4月末に開催され、東アジアおよび東南アジアの最新映画をメインに特集上映を行っている。過去には『永遠の0』『テルマエ・ロマエ』などが上映され、日本映画の情報発信地としても注目されている。
映画祭ディレクターのサブリナ・バラチェッティ氏は「われわれは、映画を通して久石譲が作り上げる音楽に恋をしています。イタリア人は子供のころからさまざまなイタリアの名作映画(セルジオ・レオーネ監督やフェデリコ・フェリーニ監督等の作品)で使われている素晴らしい音楽に触れているので、音楽が映画にとって最も重要な役割を持つということも理解しています。そんなわたしたちにとっても久石譲は偉大な存在であり、わたしたちのハートをつかんで離しません」とコメントしている。
4月23日に行われるコンサートでは、スロベニア放送交響楽団と共に、久石がこれまで手掛けてきた宮崎駿監督の作品や、アカデミー賞外国語映画賞にも輝いた『おくりびと』の楽曲などを披露する予定だという。(編集部・中山雄一朗)