竹野内豊の主演映画に超豪華キャストが集結
「池中玄太80キロ」「点と線」などで知られるテレビドラマ界の巨匠・石橋冠が映画初監督を務める『人生の約束』(2016年公開)に、主演の竹野内豊をはじめ超豪華キャストが集結することがわかった。
本作は、石橋監督が“第二のふるさと”として愛してやまない富山県の新湊(しんみなと)で行われる「曳山(ひきやま)まつり」を舞台に、祭り本番までの日々の中、不思議なエネルギーに満たされる街で繰り広げられる人間ドラマをオリジナルストーリーで描く作品。3年前に決別したかつての親友を訪ね、東京から一人新湊にやって来る、IT関連企業のCEOである主人公・中原祐馬を竹野内が演じる。
祐馬の親友だった塩谷航平の義兄で、祭りを支える13の町の一つである四十物町(あいものちょう)の曳山総代・渡辺鉄也役には江口洋介がふんするほか、四十物町の町内会長を務める西村玄太郎役に西田敏行、祐馬の会社にかけられた金融取引法違反の嫌疑を捜査する富山県警の刑事役にビートたけし。さらに松坂桃李、優香、小池栄子、美保純、立川志の輔、室井滋、柄本明ら多彩な俳優陣がそろった。
竹野内は「石橋監督が長年温めてきたこの作品への熱い想いを、全スタッフ・キャストの皆様で共有させていただき、最強の一枚岩で取り組んで行く所存です。そして、この作品を御覧になってくださる皆様方の心と深く結び付ける事が出来るよう、私も心を込めて精一杯演じさせていただきたいと思っております」と意気込みをコメント。
「かねてから、一本だけ映画を撮りたい」という夢を持っていたと語る石橋監督は、「傲慢にもその場合は、自分が発想した物語を、自分が愛する風景の中で撮らなければならないと、頑なに思い込んでいました。いまやっと、自信を持って撮れる素材につきあたったのが、この(映画を撮りたいという)衝動になりました」と映画初監督に挑んだ理由を明かし、「この映画は、『絆』とか『再生』という言葉を声高には使いませんが、いまの日本に必要なメッセージを伝えることになると思います」と自信をのぞかせた。
映画『人生の約束』は2016年全国東宝系にて公開。今月20日にクランクインし、5月中旬のクランクアップを予定している。(編集部・中山雄一朗)