リリー・フランキー、初アクションに大興奮!三池崇史監督作で極道・ピエール瀧と対決
三池崇史監督と市原隼人がタッグを組む映画『極道大戦争』で、リリー・フランキーがアクションシーンに初挑戦したことが明らかになった。吸血鬼でありながらヤクザの組長という顔を持つヤクザヴァンパイア・神浦を演じるリリーは、「今回はすごく爽快感がありましたし、撮影が終わったあとも高揚している感じでした」と新境地への挑戦を振り返った。
三池監督自身が原点回帰と位置付ける本作は、吸血鬼であるヤクザの組長・神浦(リリー)の遺志を継いでヤクザヴァンパイアとなった主人公・影山(市原)が、刺客たちとの戦いを通して覚醒(かくせい)していく姿を描く極道エンターテインメント。ヤクザヴァンパイアにかまれた人間はヤクザ化するという奇抜な設定の物語を、成海璃子、高島礼子、青柳翔(劇団EXILE)、渋川清彦、優希美青、ピエール瀧、でんでん、ヤヤン・ルヒアンら個性豊かなキャスト陣が彩る。
出演シーンのほとんどがアクションシーンで構成され、撮影前は夜も眠れなくなるほど大興奮だったというリリーは、「分からないことばかりだったのですが、撮影はとても楽しかったです」と述懐。「これまでは、自然体な感じの役で呼んでいただくことが多かったので、汗を流すとか、身体を動かすということを、ほとんど経験したことがなくて。そういう意味でも、今回はすごく爽快感がありましたし、撮影が終わったあとも高揚している感じでした」と最強伝説を持つ男を演じた感想を語った。
映画冒頭でリリーとの激しい抗争を繰り広げる対立する極道の組長にふんしたピエールは、「リリーさんにバッサリ斬られるところのアクションシーンは、リリーさんのことを一切信用していませんでした。ずっと、これ当たるんじゃないかと思ってました」とリリーとの対決シーンを振り返る。対してリリーは、「今回、瀧を斬るシーンがあったんですが、瀧だったら刀が当たってもいいかなと(笑)。なので、やりやすかったです」と語っており、お互いを信用しているのかわからない絶妙な駆け引きがあったことを明かした。
公開された写真では、長ドスを振り回したり、血まみれで三池監督、ピエールと共にポーズを決めたりしているリリーの姿が確認でき、ピエールらとの緊迫した戦いに期待が高まる。(編集部・吉田唯)
映画『極道大戦争』は6月20日よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国公開