AKB48川栄李奈、卒業には襲撃事件が影響…秋元康は「全力で応援」

　AKB48の川栄李奈が26日、さいたまスーパーアリーナで行われたコンサート「AKB48春の単独コンサート～ジキソー未だ修行中！～」内で卒業を発表。卒業を決心した理由のひとつに、昨年5月に岩手県で起こった握手会襲撃事件の影響があったことを明かした。

川栄李奈、卒業発表…AKB48春の単独コンサーフォトギャラリー

　この日、公演終盤に発表された「AKB48 春の人事異動」において卒業が明らかになった川栄。高橋みなみから、「……決めてた？」と問われると、笑顔で「はい」と答え、「去年の事件から握手会に出れなくなって。やっぱりAKB48は握手会を大事にしているけれど、わたしは握手会に出れないしこれからも出れることはないし、どうしようかなと思っていた」と事件の影響で握手会に出られないことへの葛藤が、卒業を決めた理由であったと明かした。

　さらに川栄は、「自分がやりたいことを今出来る限りやりたいなと思って。わたしはお芝居をすることがすごく好き」とコメント。涙をこらえながら、「演技をイチから勉強して自分の夢を追いかけたい」と力強く卒業を発表した。

　そんな川栄に向けて高橋は「早いよ……」と言いながらも後輩の決断を支持。その後に行われた、「AKB48 衣装ミュージアム ～衣装が語る少女たちのキセキ～」記者発表会でも、「彼女自身が決めたことなので、応援してあげたいというのが一メンバーとしての気持ちです」とエール。また、グループ総合プロデューサーの秋元康も、トークアプリ「755」上で、ユーザーの質問に応じる形で「全力で応援します」とつづっている。

　「人事異動」では、各グループ間の兼任・移籍メンバーの紹介や新たなチーム編成、松村香織のSKE48終身名誉研究生からチームKIIへの昇格が発表に。また北原里英が、新潟で新たに始動するNGT48へキャプテンとして移籍することも明らかになった。（編集部・入倉功一）