『96時間』シリーズ最強の敵の過去が未公開シーンで明らかに!
誰よりも娘を愛する無敵の父親、ブライアンの大暴走が人気を集める映画『96時間』シリーズの最強の敵の過去が、未公開シーンで明らかになった。
リーアム・ニーソン扮(ふん)する元CIA工作員のブライアン・ミルズが、大切な家族を守るために悪と戦う。そんな『96時間』シリーズでおなじみの敵といえば、1作目と2作目で極悪非道ぶりを発揮したアルバニア系犯罪組織だが、3作目の『96時間/レクイエム』では、ロシア系マフィアのボス、オレグ・メランコフ(サム・スプルエル)が初登場する。
元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)を殺害し、その罪をブライアンに着せようとするメランコフ。これまでのアルバニア系組織が基本的には逃げも隠れもせず、それどころか2作目では正面切って襲い掛かってきたのに対し、正体を隠して秘密裏に巧妙なわなを仕掛けるメランコフの一味には、さすがのブライアンも手を焼く。まさしくシリーズのファイナルを飾るにふさわしい、最大の強敵と呼んでも差し支えない人物だ。
そんなメランコフの素性は、映画本編では簡単なフラッシュバックで語られるのみ。しかし、ブルーレイの特典映像に収録された未公開シーンでは、その知られざる過去が明かされている。
ロシアの特殊部隊スペツナズの元隊員で、ソ連崩壊後は犯罪の世界に身を投じたというメランコフ。未公開映像ではアフガン戦争における特殊任務や、裏社会で請け負った暗殺任務など、彼の凶暴な残虐性を如実にうかがわせる凄惨(せいさん)な行為の数々が描かれる。いずれも本編のフラッシュバックで部分的に使用されたシーンだが、ここではノーカットの未編集版で見ることができる。
さらに、彼がブライアンとその家族を狙った理由についても、本編ではセリフで説明されるだけだったが、ここではその真相にまつわる決定的な場面も収められている。これがファイナルだというブライアンの活躍を存分に楽しむためにも、ぜひチェックしておきたい。(なかざわひでゆき)
映画『96時間/レクイエム』はデジタル配信中、ブルーレイ&DVD発売中