ダルデンヌ兄弟、橋本愛に「興味深い」
ジャン＝ピエール・ダルデンヌ＆リュック・ダルデンヌ兄弟が、女優の橋本愛と対面していたことがわかった。先週、最新作『サンドラの週末』のPRのため来日を果たした両監督は、橋本について「初めは表情が少し硬かったけど、光の具合で見え方が変わるのが興味深かった」（リュック）、「若いのに古い映画を含めて多くの映画を観る努力をしている。とても感心した」（ジャン＝ピエール）と明かした。
以前からダルデンヌ兄弟の作品が好きだったという橋本が、『サンドラの週末』について感動したと語ると、うれしそうな表情を浮かべた兄弟。また今度は自分たちの番とばかりに、橋本に矢継ぎ早に質問する場面も。兄弟は日本の若い女優がどのような経緯で、オーディションを受けて芸能界に入るのかとても気になったよう。この鼎（てい）談の模様は5月15日発売の雑誌「BRUTUS」に収録されるとのこと。また最後に兄弟の間に橋本が座ると、二人はちょっと照れ気味な様子も見せていた。
またダルデンヌ兄弟は、かねてからの大ファンだった写真家の荒木経惟とも対面。大好きな荒木を前に緊張してしまった二人は、「お葬式に参列する人みたいになっちゃっているから、もっと笑って笑って！」と荒木から肩の力を抜くように指示されていた。さらに荒木からその場で写真集にサインをもらうと、二人は大興奮。撮影された写真は、雑誌「ダ・ヴィンチ」（6月6日発売号）に掲載される予定。
そのほかにも、来日中は美術館に行ってみたり、孫に日本の漫画が買いたいと、是枝裕和監督が映画化をする漫画「海街diary」を購入したりと日本を満喫。日本食のお店でそばを食した時には、うっかりお茶と間違えてそばつゆを飲み干してしまうおちゃめな一面ものぞかせていた。（編集部・井本早紀）
映画『サンドラの週末』は5月23日よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開