ヒュー・ジャックマン、悪役挑戦に大満足！『第9地区』監督の新作SF特別映像

　ヒュー・ジャックマンが映画『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督とタッグを組んだSFアクション『チャッピー』の特別映像が公開された。成長するAIを搭載したロボット・チャッピーを追い詰める軍事ロボット企業の社員ヴィンセントを演じたヒューが、「演じるのが楽しい役だった」と本格的な悪役挑戦の喜びを語っている。

　2016年の犯罪多発都市ヨハネスブルクを舞台に、治安維持のために開発され、成長するAIを組み込まれた警官ロボット「チャッピー」の数奇な運命を描く本作。『第9地区』に主演したブロムカンプ監督の盟友シャールト・コプリーがモーションキャプチャーでチャッピーを演じるほか、『スラムドッグ＄ミリオネア』のデヴ・パテルがチャッピーの開発者に、『エイリアン』のリプリー役で知られるシガーニー・ウィーヴァーがロボット企業の経営者にふんする。

　公開された動画でブロムカンプ監督は、ヒューをはじめとする俳優陣の起用について「自分でも驚く夢のキャスティング」と語るなど、大満足の様子。一方のヒューも本格的な悪役を存分に楽しんだようで、演じたヴィンセントについて「野心的な男だ、悪趣味なマレットヘアをしてる」と笑顔でその魅力を語っている。

　また、『エイリアン』の新作で再タッグを組むことが報じられているシガーニーの参加についても、ブロムカンプ監督は「あのリプリーが現場にいる」と大感激。シガーニーも「ニールはあらゆるテクノロジーに精通している。『チャッピー』はニールの世界観が見事に表現されている」と監督の描く世界観を絶賛しており、先鋭的な映像と迫力のアクションはもちろん、実力派俳優たちによる演技合戦への期待も高まる映像となっている。（編集部・入倉功一）

映画『チャッピー』は5月23日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開