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ジェシー・アイゼンバーグが頼れるお兄ちゃんに!ある家族をそれぞれの視点で描く『Louder Than Bombs』

第68回カンヌ国際映画祭

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ジェシー・アイゼンバーグ演じるジョナの父役ガブリエル・バーンと弟役デヴィン・ドルイド
ジェシー・アイゼンバーグ演じるジョナの父役ガブリエル・バーンと弟役デヴィン・ドルイド

 現地時間18日、第68回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門に出品されている映画『ラウダー・ザン・ボムズ(原題) / Louder Than Bombs』の公式会見が行われ、家族を演じたガブリエル・バーンイザベル・ユペール、デヴィン・ドルイドらジェシー・アイゼンバーグ以外の出演者とヨアキム・トリアー監督ら製作陣が出席した。

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 物語は、戦争写真家の母イザベル(イザベル)の突然の死から3年、新たに開催されることになった写真展の準備をするため、ジョナ(ジェシー)が父ジーン(ガブリエル)と引きこもりがちな弟コンラッド(デヴィン)が暮らす実家に戻ってくるところからスタート。彼らが、写真展の準備の過程で明らかになるイザベルの秘密に戸惑いながらも家族の絆を深めるさまが、それぞれの視点から映し出される。

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 『オスロ、8月31日』で知られるトリアー監督は、本作では複数のキャラクターの内面に迫って物語を広げたかったという。「家族のメンバーの異なる声が一つの物語を作り出すことに興味があった。現実の世界のようにね。子供は親を、兄弟はお互いを鏡にする。そうすることによって世代にまたがる物語ができると思った」と製作のきっかけを明かした。悲劇を描く一方、ジェシーふんするジョナのシーンなど笑えるシーンも多いことについては「最悪だと思える瞬間にもユーモアはある」と説明した。

 ジェシーとデヴィンが兄弟を素晴らしく演じていることについては「ただよかったんだよね(笑)。僕たちは彼らを信頼していた」と語ったトリアー監督。「時間を取れたのはよかったね。リハーサルして、キャラクターについて話し合って、撮影に入る前に互いを知ることができた。これは価値のあることだ。だからジェシーとデヴィンは一緒に遊んだりして、そうした関係性が映画にも表れていると思う」と分析した。

 一方、反抗期の息子コンラッドに手を焼くジーンにふんしたガブリエルは「ティーンエイジャーの子供の仕事は父親の影響から抜け出すこと。それは父親にとっては受け入れるのが難しいことだけどね」とコメント。さらに「本作にはコンラッドがジーンに『(Fワードを使って)部屋から出てけ』という素晴らしいシーンがある。ティーンエイジャーはみんなそうするでしょ?」と問い掛けるも、デヴィンに「いや、そんなことしないよ」と返され、「みんなじゃなかった。デヴィンは世界で唯一の例外だ」と笑っていた。(編集部・市川遥)

第68回カンヌ国際映画祭は24日まで開催

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