佐々木蔵之介、サプライズ内容を事前に知り驚けず苦笑
俳優の佐々木蔵之介と永作博美が30日、新宿ピカデリーで行われた映画『夫婦フーフー日記』初日舞台あいさつに登壇。本作が、第18回上海国際映画祭(6月13日~21日)で上映されることが決定したという知らせを聞くと、永作や前田弘二監督が驚きを見せる中、佐々木は「びっくりした……かった」と苦笑いを浮かべ、偶然、事務所のメールで知ってしまったという事実を正直に明かした。本舞台あいさつには、佐藤仁美、高橋周平も出席した。
イベント後半、司会者から「サプライズの発表があります」と告知されると、登壇者の表情に変化が。第18回上海国際映画祭のパノラマ部門での上映が決定したことが伝えられると、永作は目を丸くして「驚きました。普遍的な内容なので、海外の人にも観てもらえたらなって思っていたからうれしいです」と笑顔。
そんな永作の横で佐々木は苦笑いを浮かべると「びっくりした……かった」とポツリ。続けて「実は事務所のメールで偶然、その知らせを見てしまったんですよ」と驚きを共有できなかったことを告白。それでも「今一緒にいる人を大切にしたいなって思える作品。海外で上映されることはうれしいです」とほほ笑んだ。
佐々木演じるダンナことコウタと、永作演じるヨメことユーコの掛け合いが魅力の本作。共演の佐藤はとにかく二人の若いころのシーンが大好きだと言うと「とにかく若いころの永作さんがメチャクチャかわいいんですよ」と絶賛。2004年のドラマ「ラストプレゼント ~娘と生きる最後の夏~」以来、約10年ぶりに永作と夫婦を演じた佐々木も「この舞台あいさつが終わると、こうして一緒にいる機会がなくなるので寂しいですね」と永作に魅了されているようだった。
本作は、妻の闘病生活をつづった夫のブログを書籍化した「がんフーフー日記」を、『婚前特急』の前田弘二監督が実写映画化。妊娠直後の妻に悪性腫瘍が見つかったことから起こるさまざまな出来事を、切なくもハートフルに描いた人間ドラマ。(磯部正和)
映画『夫婦フーフー日記』は全国公開中