『仮面ライダーウィザード』ヒロインの天然ぶりに共演者ビックリ!
『仮面ライダーウィザード』シリーズのヒロインでも知られる女優の奥仲麻琴が30日、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた『心霊写真部 劇場版』初日舞台あいさつに登場し、天然なコメントで会場を沸かせた。この日は伊藤陽佑、上野優華、谷内里早、原作・脚本の福谷修、永江二朗監督らも登壇した。
アイドルユニットPASSPO☆を元日に卒業した奥仲の初主演作となる本作は、福谷のホラー小説を基にしたオリジナルビデオ『心霊写真部』の劇場版。ひょんなことから写真部に入るも、そこが心霊写真を研究調査する心霊写真部だと知った女子高生・佳夕(奥仲)が、持ち前の好奇心で調査を進めるも、とんでもない事件に巻き込まれるというストーリー。
大勢の観客を前に奥仲は「朝からお越しいただきありがとうございます。初日を迎えられて感謝しています」と笑顔であいさつ。撮影は2月の極寒の中で行われたが、ミニスカ制服姿でいなければいけなかったという出演者たち。「わたしは本当に寒さに弱くて。ずっとストーブにはりついていました」と語る奥仲は、「(ホラーだから)怖いというよりも、寒い方が怖かったです」と率直に振り返った。
ホラー映画の撮影に対して「(おはらいなど)何もしなかったので、撮影が終わったあと、不安になってしまって。ちゃんと(おはらいに)行きました」という奥仲は、「ホラーを観るのは怖いけど、現場はとても楽しかったです」と述懐。
さらに「撮影中に苦労したところがあって」と切り出した奥仲が、突如、隣の伊藤に「わたし役をやってください」と懇願。「どういうこと!?」とビックリした様子の伊藤にも構わず「わたしがお化けだとして、トントンと肩をたたいて。それから振り向くまでに1.5秒の間、というのがあったんですが、それがすっごく難しくて」と奥仲。「わたしお化け役をやるんで」というや、おもむろにその「1.5秒の間」を解説し始めた奥仲のマイペースな姿に場内からは笑いが起こり、それを見た永江監督は「この1.5秒の間が僕の理想なんです」と満足げな表情だった。(取材・文:壬生智裕)
『心霊写真部 劇場版』はヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開中