志田未来、初舞台に挑戦!セクハラテーマの人気戯曲で田中哲司と共演!
女優の志田未来が初舞台に挑むことが11日、わかった。11月6日よりPARCO劇場で上演される、2人の俳優による密室劇「オレアナ」で、田中哲司と共演。「舞台のことは、正直、何もわかりませんが、楽しみたい気持ちでいっぱいです」と気合を込めている。
「オレアナ」は、アメリカ演劇界の鬼才デヴィッド・マメットが1992年に発表した、セクシャルハラスメントがテーマの戯曲。若き大学教授ジョンが、彼の授業についていけず、何とか単位が欲しいと研究室を訪ねてきた女子学生キャロルの肩を抱いて慰めたところ、セクハラで大学に訴えられるはめに。誤解を解こうと話し合うほどに、意見がすれ違っていく二人の姿を描く。
日本では、1994年にPARCO劇場で長塚京三と若村麻由美の共演により上演され、セクハラへの問題定義もはらんだ問題作との評価から、読売演劇大賞の優秀作品賞を獲得。1999年には長塚と永作博美のタッグで再演された。今回は、演出に栗山民也を迎え、小田島恒志の新翻訳で装いを新たにした、16年ぶりの上演となる。
キャロル役を務める志田は、初舞台について「舞台は、いつかやりたい、やらなくてはと思っていました。このお話を頂いた今が『その時』なんだと思います」と期待と不安の入り交じったコメント。ドラマで共演経験のある田中とのタッグには、「不思議なオーラのある方だと思います。そんな素晴らしい大先輩から一緒にいいものを創ろうと言っていただいたので、一生懸命頑張ります」と期待を寄せている。
その田中は、舞台について「楽しみな気持ちと不安が入り混じった複雑な心境です」と正直な心境を告白。一方、志田との共演については「志田未来ちゃんとは映像で何度か一緒に仕事をしていて、とても信頼を寄せています。稽古場でも舞台上でも助けてくれそうです」と笑顔で語っている。(編集部・入倉功一)
「オレアナ」はPARCO劇場にて11月6日~29日まで上演 愛知・福岡・広島・大阪公演あり