佐藤浩市&樋口可南子『愛を積むひと』上海国際映画祭に正式出品
俳優の佐藤浩市と樋口可南子が主演を務める映画『愛を積むひと』が、6月13日から21日まで開催される第18回上海国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されることが決定した。
上海国際映画祭は、中国の上海市で毎年6月に開催されている、FIAPF(国際映画製作者連盟)認定の映画祭。18回目を迎える今年は、世界108か国から2,000本以上のエントリーがあり、アジア最大級の映画祭として世界中から注目を浴びている。
『愛を積むひと』は、エドワード・ムーニー・Jrの小説「石を積む人」を基にしたヒューマンドラマ。北海道で第二の人生を過ごそうとする篤史(佐藤)と良子(樋口)の夫婦が、改めて自分たちの愛情や絆を見つめ直す姿を、北海道の大自然と美しい四季の移ろいとともに描き出す。
本作が出品されるパノラマ部門は、世界の映画の「今」を観客とメディアに伝える部門として、30万人以上の観客を集めるという映画祭の中心的な部門。同作の選定理由について映画祭側は「愛する者同士の深い想い、そして日常に何気なく触れあっている身近にいる人達との間に流れる愛を、優しく叙情豊かに描いた作品である」としている。
正式出品に際して、メガホンを取った朝原雄三監督は、「本作品では『日本で最も美しい村』の一つに選ばれた北海道の美瑛町を舞台に1年がかりのロケーション撮影を行いました。北海道の美しい自然、四季の風景の中で、夫婦愛を軸として繰り広げられる優しい人間たちのドラマをお楽しみ頂ければと思います」と語っている。(編集部・入倉功一)
映画『愛を積むひと』は6月20日より全国公開