『007 スペクター』はメキシコからスタート!盛大な「死者の日」を完全再現!
ダニエル・クレイグが4度目のジェームズ・ボンド役に挑む『007』シリーズ最新作『007 スペクター』の最新映像が公開され、シリーズファンおなじみのアバンタイトル(オープニング)の舞台が、メキシコになることが明らかになった。
『007』シリーズのオープニングといえば、『007/カジノ・ロワイヤル』では全編モノクロによる激しい肉弾戦で「007」になる前のボンドの気性の荒さを表現。続く『007/慰めの報酬』では『カジノ・ロワイヤル』のラスト直後からスタートするカーチェイスでファンの度肝を抜き、前作『007 スカイフォール』ではバイクチェイスからボンドの射殺シーンまでを一気に見せるなど、過去3作品を振り返るだけでも、作品の魅力が凝縮されたアクションで観客を魅了し続けている。
過去作に負けず劣らずの激しいシーンが予測される中、今回の舞台に選ばれたのがメキシコの「死者の日」だ。これは、日本のお盆のように家族や友人同士で死者に思いをはせる祝祭日。例年、メキシコではこの日、人々が仮装に身を包み街中を練り歩く盛大な催しが行われており、同作では撮影用のため祝祭の様子を完全再現した。
映像では、CGを使用せずに1,500人分の衣装を用意し、たった75分で全員分の用意を終えなくてはならない、ハードな撮影の様子が明らかに。メガホンを取るサム・メンデス監督は、「死者の日」を舞台に選んだ理由について、「刺激的、濃厚な世界に、観客を投げ込みたいんだ。メキシコの『死者の日』には、どこを見ても、色彩とディテールと生命感にあふれている」と証言。この日は生まれ変わりを象徴する日でもあり、まるで本作でボンドがたどる運命を予感しているかのよう。どのようなアクションと衝撃的なシーンが繰り広げられるのか、期待が膨らむ。(編集部・入倉功一)
映画『007 スペクター』は12月4日より全国公開