名女優イングリッド・バーグマンと伝説の戦場カメラマンのロマンスを描く映画が始動!
不朽の名作『カサブランカ』で主演を務め、アカデミー賞を3度受賞した名女優の故イングリッド・バーグマンさんと、20世紀を代表する戦場カメラマンの故ロバート・キャパさんとのロマンスを描いた新作『シデューシング・イングリッド・バーグマン(原題) / Seducing Ingrid Bergman』で、ジェームズ・マンゴールドが監督を務めることになった。Wrapほか複数メディアが報じている。
【動画】ロバート・キャパさんのドキュメンタリー『メキシカン・スーツケース』
映画『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』のウダイ・チョープラが、作家クリス・グリーンハルジュの同名原作の映画化権を獲得しており、アラッシュ・アメルが執筆した脚本は、昨年のブラックリスト(映画化されていない優れた脚本)に挙げられていた。そしてこのたび、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』『ウルヴァリン:SAMURAI』のジェームズ・マンゴールドがメガホンを取ることになった。
そのストーリーは、第2次世界大戦後のパリでのバーグマンさんとキャパさんのロマンスを描いたもの。その後バーグマンさんは、1950年代にイタリアの故ロベルト・ロッセリーニ監督との不倫関係が大きなスキャンダルになり、数年間アメリカに戻ることができず、1956年のアメリカ映画『追想』で復帰した。一方キャパさんは、1946年にアメリカの市民権を獲得し、1947年にはアンリ・カルティエ=ブレッソンらと国際写真家集団「マグナム・フォト」を結成。1954年に第1次インドシナ戦争の取材でベトナムに渡り、地雷の爆発に巻き込まれて死亡した。
果たして誰がキャスティングされるのか楽しみだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)