堤真一「フジテレビやっちゃいましたね~」 ドラマテーマにニヤリ
25日、都内で行われたドラマ「リスクの神様」の記者会見に主演の堤真一が登壇。「企業のリスク管理」というテーマについて、昨今世間を騒がせた会社をぼかしつつ挙げ、「タイムリーだけどドラマでやっていいの? って思いました。フジテレビやっちゃいましたね~」と笑みを浮かべた。
本作は、偽装、隠ぺい、個人情報流出などの企業による不祥事や、痴漢冤罪(えんざい)、不倫騒動などの個人間のトラブルに巻き込まれた人々を救う危機管理専門家たちの活躍を描く、硬派な社会派ドラマ。この日、堤は戸田恵梨香、森田剛、志賀廣太郎、平幹二朗、小日向文世と共に出席した。
「the God of risk」(リスクの神様)と呼ばれる伝説の危機管理専門家・西行寺智を演じる堤は、「大きなハンバーガー屋さんとか、大きな航空機のお嬢さまの何とかリターンとか、最近そういうのが多かったですよね」と語りつつ、「しびれる撮影を理想的な現場でやっております」とコメント。また撮影では言い慣れないせりふが多いため、「(頭に)入れたやつを早く出していかないと、脳が許容量を超えています」と苦労しているよう。
出世争いに敗れ、西行寺と共に危機対策室で働くことになるヒロイン・かおりを演じる戸田も、最近のニュースと台本を照らし合わせ、「この問題はあれだなって当てはまることがあって、裏でこういうやりとりがされていたんだなと考えると緊張感がある作品だと思う」としみじみ。
また「こういう大企業に入らなくて良かった。今、平和に生きているんだなと思う」と安堵(あんど)の表情も見せるが、数か国語を扱うマルチリンガルという役柄については、「日本語しかしゃべれない」といい、A4用紙4枚分もある英語のせりふに「キツイ……」と渋い顔。また戸田は自分としては色気マックスで挑んだあるシーンで、 石川淳一監督から「色気マックスで」とリクエストされたと明かし、「大人の女にはまだまだ手が届きません」とがっくりと肩を落としていた。(取材・文:鶴見菜美子)
ドラマ「リスクの神様」は7月よりフジテレビ系にて毎週水曜(午後10時~10時54分)放送