ナチスに奪われたクリムトの絵画をめぐる名画裁判!ヘレン・ミレン主演作が11月に日本公開
ナチスに奪われたグスタフ・クリムトの名画をめぐる実話を基にした映画『Woman in Gold』が、『黄金のアデーレ 名画の帰還』という邦題で11月27日より日本で公開されることが明らかになった。
本作は、ナチスに奪われたクリムトの名画「黄金のアデーレ」こと「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像I」を取り戻すため、オーストリア政府相手に訴訟を起こした82歳のマリア・アルトマンと、駆け出しの弁護士ランディの奮闘と名画裁判の行方を描いたドラマ。“オーストリアのモナリザ”と呼ばれるマリアの伯母の肖像画「黄金のアデーレ」には、ナチスに運命を翻弄(ほんろう)された人々の思い出と、涙の記憶が刻まれていた……。
実在する主人公マリア・アルトマンを演じたのは、『クィーン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞した名優ヘレン・ミレン。そのほか、マリアと共にオーストリア政府に立ち向かった弁護士ランディ役として『あなたは私の婿になる』などのライアン・レイノルズ、マリアとの出会いによって自国と父の罪を償おうとするオーストリア人ジャーナリスト役として『ラッシュ/プライドと友情』などのダニエル・ブリュールが出演している。
メガホンを取ったのは『マリリン 7日間の恋』のサイモン・カーティス監督。「接吻」で知られるクリムトが残した、世界で最も高額な絵画トップ10にランクインした傑作に秘められた真実に期待が膨らむ。(編集部・吉田唯)
映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』は11月27日よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開