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タブーの嵐!海ドラで観る仰天の「ホワイトハウス」の世界

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これがホワイトハウスの実情!?
これがホワイトハウスの実情!? - (c)ABC Studios

 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」や「スキャンダル 託された秘密」など、近年アメリカで増えつつあるホワイトハウスを舞台にしたテレビドラマの魅力について検証してみた。

 そもそも、かつてはホワイトハウスを舞台にしたドラマ自体が少なく、名作「ザ・ホワイトハウス」くらいしか例がなかった。しかし、ほぼ同時期の2012年にスタートした「スキャンダル 託された秘密」と「ビープ(原題) / VEEP」(日本未放送)の成功を皮切りに、エミー賞を席巻した「ハウス・オブ・カード 野望の階段」や「マダム・セクレタリー(原題) / Madam Secretary」(日本未放送)などのヒット作が相次いだ。

 その人気の理由としてまず挙げられるのは、超大国アメリカの政治の中枢であり、一般人はめったに立ち入ることのできないホワイトハウスの内情に迫るという点。激務をこなすスタッフたちの日常を細部まで追った「ザ・ホワイトハウス」、政権内部のし烈な権力争いを赤裸々に暴く「ハウス・オブ・カード~」など、政界の伏魔殿ホワイトハウスの内側はスキャンダラスであればあるほど興味深い。さらに、そうした弱肉強食の世界で賢く立ち回るタフな主人公の存在(「ハウス・オブ・カード~」の国会議員フランクや「マダム・セクレタリー~」の女性国務長官エリザベス)、庶民にとっては雲の上の存在である米国大統領の人間くさい素顔(「ザ・ホワイトハウス」のバートレット大統領)なども、ホワイトハウスものに欠かせない重要な要素と言えるだろう。

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 そして、これらの魅力を網羅し、あり得ないほどスキャンダラスにホワイトハウスの内情を描いたのが、「スキャンダル 託された秘密」だ。ワシントンD.C.で危機管理事務所を経営する主人公オリヴィアは、政治家や有名人などのスキャンダルを解決するすご腕のフィクサーであり、現職のグラント大統領の元広報担当として政界の裏側まで知り尽くしたパワフルな女性。しかも、かつて大統領とは不倫の関係にあり、今も腐れ縁が続いている。そんな彼女の目を通して描かれるホワイトハウス内のドロドロとした欲望と陰謀、職務の重責と個人的な感情のはざまで苦悩する大統領、そして背筋も凍るアメリカ政界の暗い闇……。まさに究極の政治サスペンスとも呼ぶべき面白さで、シーズン5へ突入する。(なかざわひでゆき)

「スキャンダル4 託された秘密」はWOWOWプライムにて10月3日スタート(※第1話無料放送)

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