アラン・リックマン絶賛!ケイト・ウィンスレット、妊娠中に挑んだヒロイン役
10月5日で40歳を迎えたばかりのオスカー女優ケイト・ウィンスレットが、新作ロマンス『ヴェルサイユの宮廷庭師』における自身の役柄や、女優としての思いを語る映像が公開された。
本作は17世紀のフランスを舞台に、国王ルイ14世(アラン・リックマン)が栄華のシンボルとしてヴェルサイユ宮殿の増改築を計画したことで、国王の庭園建築家アンドレ・ル・ノートル(マティアス・スーナールツ)と共に「舞踏の間」の建設を任された女性庭師サビーヌ(ケイト)が、宮殿での困難を乗り越えながら、次第にル・ノートルと恋に落ちていく様子を描く。
歴史的なヒットを記録した『タイタニック』や『愛を読むひと』など、様々な名作でヒロインを演じてきたケイトは、第3子を妊娠中にも関わらず、「サビーヌはわたしよ!」と言い切り、本作のヒロインを演じきった。本作でルイ14世として出演しながら、メガホンを取ったリックマンも、ケイトが出演を承諾しなければこの映画を実現するのは不可能だったと語っているほどだ。
自らの求めるものに向かって飛び込んでいく自由な感性と情熱で、身分を超えて信頼を勝ち取っていくサビーヌの気質が自分にもあることを認めたケイトは、「わたしも人生で大変なことはたくさんあったけど、それでも前に進んでいかなければならないものよ。サビーヌに対して頭が下がる思いを抱いたのはそこだった。自分が演じる役柄に対して敬意を持つことができ、好きになれたことがうれしかった」と同役に対する思いを口にする。
様々な役柄を演じてきた自身のキャリアを振り返りながら、最後に目標とする女優として、『アイリス』で共演したジュディ・デンチ、これまでに3度のオスカーに輝いたメリル・ストリープ、『テルマ&ルイーズ』のスーザン・サランドン、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のジュリエット・ルイスの名を挙げるケイトの姿も収められており、映画ファンにとっても興味深いインタビューとなっている。(編集部・石神恵美子)
映画『ヴェルサイユの宮廷庭師』は10月10日より全国公開