浅沼晋太郎がデビルマンで妄想「フランソワーズがそばにいたら」
17日、アニメ映画『サイボーグ009VSデビルマン』が公開となり、初日舞台あいさつに声優の浅沼晋太郎が登壇し、キャラクターになりきって妄想を語った。この日は、同じく声優のM・A・Oと監督の川越淳も出席した。
本作は石ノ森章太郎原作の漫画「サイボーグ009」に登場する9人のサイボーグ戦士と、永井豪原作の漫画「デビルマン」の、悪魔の力と正義の心を持つ男が、ある事件をきっかけに対峙(たいじ)するさまを描いたアニメーション。デビルマンである高校生の不動明を浅沼、サイボーグ戦士の紅一点である003ことフランソワーズ・アルヌールをM・A・Oが演じている。
自身が演じたデビルマンこと不動について浅沼は「不動にはお母さんタイプのミキちゃん(デビルマンのヒロイン)が合うんだろうけど、フランソワーズがそばにいたら、どんな感じだろう? って思いましたね、返信するたびにハラハラ泣いたりして」とトコトン想像を膨らませる。M・A・Oも「(不動には)不器用な荒っぽさというか、島村ジョー(009)とは違う男らしさがあるので、フランソワーズが居たらどうなるんでしょうかね」と関心を示していた。
そして、今回のアフレコに際し浅沼は「不動明を演じなければいけないプレッシャーと、『この方たちが!』とも言うべきベテランの方の前で演じるプレッシャーで、わけのわからない感じになっていましたね」と緊張しきりだったことを述懐。一方、オーディションで抜てきされたというM・A・Oも「役が決まった時点で、うれしさからちょっと遅れてすでに緊張が走ったので、アフレコ現場に入った時はすごく緊張して、ブースに入ったこともあまり覚えていないんです。でも皆さんに本当に温かく迎えていただいてよかったなと思いました」と感慨深く振り返った。そんな二人を含め、キャスト陣に対し川越監督は「それぞれの解釈で役を理解し演じていただいたので、ほぼこちらの考えているものとズレがないものができた」と語り、会心の出来をアピールしていた。(取材・文:桂伸也)
映画『サイボーグ009VSデビルマン』は新宿バルト9ほかで全国公開中