「高慢と偏見とゾンビ」映画化、リリー・ジェームズら美女姉妹がゾンビ退治!予告編
イギリスの小説家ジェーン・オースティンの名作にゾンビやアクションの要素を加えたパロディー小説「高慢と偏見とゾンビ」の映画化作品の海外版予告編が、同作公式Twitterで公開された。その動画ではゴシックな世界観の中で、ゾンビに立ち向かう美女姉妹たちの勇姿が披露された。
「高慢と偏見とゾンビ」は、リンカーン大統領はヴァンパイア・ハンターだったという奇想天外な設定の映画『リンカーン/秘密の書』の原作、脚本、製作総指揮を務めたセス・グレアム=スミスの著書。死者がゾンビとなって生き返る謎の疫病が蔓延した18世紀のイギリスで、田舎町に暮らすベネット家の5人姉妹は、武術の手ほどきを受け、立派な戦士になるべく日々修業をしていた。姉妹きっての戦士としての素質を持つ次女エリザベスはある日、資産家ビングリーを通して知り合った裕福な独身男性ダーシーの高慢な態度に怒りを感じるようになるものの……というのが原作のあらすじ。
映画では、主人公の次女エリザベスを実写版『シンデレラ』で一躍その名を知らしめたリリー・ジェームズ、ダーシーを『マレフィセント』サム・ライリー、資産家ビングリーを『ジュピター』のダグラス・ブースが演じている。
公開された予告編では、男性の悲鳴が響き渡り、階段を駆け上った女性がドアを開けると、そこには何やら苦しそうにかがみこむ女性が。次の瞬間にかがみこんでいる女性がこちらに振り向くと……顔の半分がゾンビと化していた! 雨が激しく降り注ぐ森で赤ん坊を抱きかかえる女性のゾンビ、夜に燃え上がる炎、荒地に倒れこむ兵士たちといった衝撃の映像が次々に続く。また、ゾンビとの戦いにおける姉妹たちの華麗な剣さばきも確認できる一方で、エリザベスとダーシーが対峙(たいじ)するシーンもあり、ドキドキはらはらの映像に仕上がっている。
『17歳の処方箋』のバー・スティアーズがメガホンを取り、脚本も担当した。本作は当初、ナタリー・ポートマンが主演と製作を務めると発表されていた。その後、ナタリーは主演を退き、プロデュースに徹している。本作の全米公開は2016年2月予定。(編集部・石神恵美子)