マット・デイモン主演の火星サバイバルSF『オデッセイ』が首位返り咲き
全米ボックスオフィス考
先週末(10月23日~10月25日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、マット・デイモン主演で火星に一人取り残された宇宙飛行士のサバイバルを描くSFアドベンチャー映画『オデッセイ』が興行収入1,573万2,907ドル(約18億8,794万8,840円)で首位に返り咲き、3度目のVを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル120円計算)
前週1位のジャック・ブラック主演のホラーコメディー映画『グースバンプス(原題) / Goosebumps』は、興収1,552万5,901ドル(18億6,310万8,120円)とわずかな差で2位に後退。その後に公開2週目のスティーヴン・スピルバーグ監督の新作サスペンス『ブリッジ・オブ・スパイ』が、興収1,137万4,203ドル(約13億6,490万4,360円)で続いている。これら先週末トップ3作品は、前週比ダウンを35%未満に抑えた成績で、好調を維持している。
一方で初登場組の『ザ・ラスト・ウィッチ・ハンター(原題) / The Last Witch Hunter』と『パラノーマル・アクティビティ:ザ・ゴースト・ディメンション(原題) / Paranormal Activity: The Ghost Dimension』は、それぞれ4位と6位の残念な結果に。特に人気ホラーシリーズの最新作である『パラノーマル・アクティビティ:ザ・ゴースト・ディメンション(原題)』は興収807万493ドル(約9億6,845万9,160円)と、超小規模公開だった第1作以来、初めてオープニング興収が1,000万ドルに届かなかったシリーズ作品になってしまった。この結果の要因には、配給元のパラマウント・ピクチャーズが公開初日から17日後に動画配信サービス(ビデオ・オン・デマンド)での鑑賞を可能にすると公表したことが挙げられる。
The Wrap などによると、アメリカでは通常、公開から90日ほど空けてビデオ・オン・デマンドやDVD発売が開始される。だが『パラノーマル・アクティビティ:ザ・ゴースト・ディメンション(原題)』がこの無言の掟を破ったことで、シネマーク・シアターズなどの大手映画チェーンが上映を拒否したとのこと。よって3,000館規模で公開されてきたシリーズ作に比べ、今作は約半数となる1,656館でのスタートになったという。
そのほか、急上昇したものとしては、ダニー・ボイル監督の最新作『スティーヴ・ジョブズ(原題) / Steve Jobs』が前週比369.7%アップの興収710万5,735ドル(約8億5,268万8,200円)で7位に浮上。しかし上映館数が、前週から2,000館以上増えた2,493館になったことを考慮すると、イマイチ伸びきることができなかったともいえるだろう。
今週末は、ブラッドリー・クーパー主演で挫折したシェフの再起を描いた映画『バーント(原題) / Burnt』、サンドラ・ブロックがボリビア大統領選挙にアメリカ式の政治キャンペーンで挑んだ女性を演じるコメディー映画『アワー・ブランド・イズ・クライシス(原題) / Our Brand Is Crisis』などが公開される。(編集部・井本早紀)
10月23日~10月25日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(2)『オデッセイ』
2(1)『グースバンプス(原題) / Goosebumps』
3(3)『ブリッジ・オブ・スパイ』
4(初)『ザ・ラスト・ウィッチ・ハンター(原題) / The Last Witch Hunter』
5(5)『ホテル・トランシルバニア 2(原題) / Hotel Transylvania 2』
6(初)『パラノーマル・アクティビティ:ザ・ゴースト・ディメンション(原題) / Paranormal Activity: The Ghost Dimension』
7(11)『スティーヴ・ジョブズ(原題) / Steve Jobs』
8(4)『クリムゾン・ピーク』
9(7)『マイ・インターン』
10(8)『ボーダーライン』