鬼才ミヒャエル・ハネケの特集上映が渋谷で開催！日本初上映作にスカイプあいさつも
1989年の映画監督デビュー以来、挑発的な作品で多くの映画人をとりこにしてきたミヒャエル・ハネケ監督の特集上映が11月21日より渋谷のシアター・イメージフォーラムにて行われることが決定した。
その名も「ミヒャエル・ハネケの映画術」と題された本イベントでは、日本初上映となる『ドキュメンタリー：映画監督ミヒャエル・ハネケ』のほか代表作4本『ベニーズ・ビデオ』『ファニーゲーム』『ピアニスト』『白いリボン』が上映される。
上映期間中には、ハネケ監督によるスカイプあいさつも予定しているほか、ハネケ監督のインタビューを収録した書籍「ミヒャエル・ハネケの映画術－彼自身によるハネケ」も刊行される。
ハネケ監督は1989年に『セブンス・コンチネント』で映画監督デビュー、オーストラリアへ移住を夢見る家族を描いた絶望的なドラマで注目を浴びる。その後発表された、圧倒的な暴力描写を含んだ『ファニーゲーム』は論争を巻き起こす。同作は、カンヌ国際映画祭コンペ部門に招待され、以来カンヌの常連となるハネケ監督。2001年には『ピアニスト』が審査員特別グランプリを受賞、2009年に『白いリボン』で最高賞のパルム・ドールに輝き、2012年にも『愛、アムール』で再び同賞を獲得している。世界で評価されている映画監督の一人である。（編集部・石神恵美子）
特集上映「ミヒャエル・ハネケの映画術」は11月21日から12月4日まで渋谷のシアター・イメージフォーラムにて開催