『ロッキー』聖地、11月25日をシリーズ新章『クリード』の日に認定!
シルヴェスター・スタローンが生んだ伝説的ボクシング映画『ロッキー』の舞台となった米ペンシルベニア州フィラデルフィアが、現地時間6日、シリーズの新章『クリード チャンプを継ぐ男』の全米公開日である11月25日を「クリードの日」に認定した。
フィラデルフィアは映画の舞台として『ロッキー』シリーズの数々の名場面が撮影された、まさに聖地。中でも全米有数の美術館として知られるフィラデルフィア美術館は、ロッキーが劇中で「ロッキーのテーマ」と共に駆け上がった階段「ロッキー・ステップ」があることで知られている。この日は、その場所でフィラデルフィア市長のマイケル・ナッターによる公式な認定宣言が行われ、スタローンを筆頭に、ジョーダン、テッサ・トンプソン、ライアン・クーグラー監督らが集結した。
多くの地元住民たちの歓声に迎えられたスタローンは、「本日集まってくれた皆さん、そして子供たち。もし人生の階段を登れないと思っても、絶対に諦めるな、ネバーギブアップだ!」と力強くコメント。「この(ロッキー・ステップがある)フィラデルフィア美術館が象徴しているように、僕にだって出来たのだから、あなたたちにも出来るはずだ」とロッキー節全開でファンに呼び掛けた。
また、「家族と夢をかなえること、これらは密接に関係しているんだ」と語ったクーグラー監督も、スタローンの言葉に感化されたのか、「必ず最後は、あなたを愛し、尊敬している家族や仲間たちが、あなたたちのゴールの手助けをしてくれる」と熱いメッセージ。その後ナッター市長は、キャストたちにフィラデルフィアを象徴するシンボル「自由の鐘」のミニチュアを贈呈し、スタローンらも実際に撮影で使用した壁画を寄贈。この壁画は、同地のボクシングジムに飾られるという。
『クリード チャンプを継ぐ男』は、ボクシングから身を引いたロッキーが、かつてリングに散った永遠のライバル、アポロの息子のトレーナーとして再びボクシングの世界に身を投じる姿を描く人間ドラマ。(編集部・入倉功一)
映画『クリード チャンプを継ぐ男』は12月23日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほかにて全国公開