田畑智子、3年ぶり主演映画で見せる肝っ玉母さんぶりが公開
田畑智子が3年ぶりに主演を務める映画『鉄の子』の予告編が公開され、水商売で家族の生計を支える肝っ玉母さんにふんする田畑の熱演が明らかになった。
本作は、親の再婚で同い年のキョウダイとなった小学生の男女が、学校でからかわれることに嫌気がさし、両親を離婚させようと奮闘する姿を追い掛けるヒューマンドラマ。「リコンドウメイ」を結成した真理子と陸太郎は、さまざまな方法で両親の仲を悪くさせて離婚の原因を作ろうとするが、何かをするたびにかえって彼らの愛情と絆は強くなっていってしまう。母親・前原やよいを田畑が、父親・西野紺を『地獄でなぜ悪い』などのペ・ジョンミョンが演じる。
予告編の冒頭では、出勤前にメイクをするやよいの姿が映し出される。やよいの息子・陸太郎と紺の娘・真理子は、なんとか二人を別れさせようと「料理が下手くそだから嫌いになる」「ワイシャツに口紅をつける」など子供らしい発想で作戦を立てるが、計画は思うように進まず、夫婦はますます仲が良くなってしまう。4人で新たな形を築いたかのように見えた家族だったが、やよいが紺に突き飛ばされるシーンや、子供たちとやよいがそれぞれ涙を流す様子も。新星ロックユニット GLIM SPANKY が歌う主題歌「大人になったら」がそれらの場面に重なるように切なく響いている。
自身の実体験を基にメガホンを取ったのは、『わらわれもしない』『夜だから Night, Because』などの福山功起監督。本作は、若手映像クリエイターの発掘・育成を目的に開催されているSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015のオープニング作品として製作された。(編集部・高橋典子)
映画『鉄の子』は2016年2月13日より角川シネマ新宿、MOVIX川口ほか全国順次公開