IKEA創業者が誘拐された!? 仰天の北欧新作、来年4月公開
北欧の誇り高き小さな家具店主が、世界最大級の家具販売店IKEAの創業者を誘拐するという仰天の物語をユーモラスに描く新作の邦題が『ハロルドが笑う その日まで』に決定し、来年4月から日本で公開されることが明らかになった。
本作の主人公は、40年間続けてきた小さな家具店を誇りに、何世代にも受け継がれていくクオリティーの高い家具にこだわり続けてきた店主ハロルド。ある日、店の前にカンプラードという名の男が経営する世界最大チェーンの家具販売店IKEAがオープンし、状況は一変する。すべてを失った初老の男と、すべてを手に入れようとする時代の寵児が、“幸せ”の化学反応を引き起こしていくのだった。
主人公ハロルドにふんするのは、ノルウェーを代表する名優ビョルン・スンクェスト。ノルウェーのアカデミー賞ことアマンダ賞にてコリン・ファレルを差し置いて最優秀男優賞を受賞し、歴代最多5回目の受賞を果たした。また本作は、同賞の最優秀撮影賞も受賞している。性格も境遇も正反対のハロルドとカンプラードのやり取りはもちろん、そこに加わる孤独な少女との珍道中に、心がほんわか温かくなる。北欧映画ならではの絶妙なテンポとユーモアも堪能できるヒューマンドラマとなっている。(編集部・石神恵美子)
映画『ハロルドが笑う その日まで』は2016年4月 YEBISU GARDEN CINEMA ほか公開