ベトナム戦争末期のサイゴン陥落を描く映画でアントワーン・フークアが監督か
ベトナム戦争末期のサイゴン陥落を描く映画『105・アンド・ライジング(原題)/ 105 And Rising』で、『エンド・オブ・ホワイトハウス』や『サウスポー』のアントワーン・フークア監督がメガホンを取ることになるかもしれないとDeadline.comが報じた。
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本作は、未製作の優れた脚本ブラックリストに挙げられたアンドリュー・サイピオットによる脚本の映画化で、1975年4月30日に北ベトナムが南ベトナムのサイゴンを解放し、ベトナム戦争を終結に導いた史実を描く。アメリカ側は、サイゴンが陥落したことで、危険にさらされる可能性がある軍や現地アメリカ人たちを脱出させた。と同時に、当時大使だったグラハム・マーティンらは、2,000人もの現地人たちを救出しており、その有様も本編で描かれる予定だ。
フークア監督は、本企画に大変興味を抱いているとのこと。彼は、デンゼル・ワシントン、クリス・プラット出演、黒澤明の『七人の侍』の再話である『ザ・マグニフィセント・セブン(原題)/ The Magnificent Seven』が完成したばかりで、今年9月23日全米公開予定だ。(鯨岡孝子)