ルーニー・マーラ、マグダラのマリアを描く映画で主演の可能性
映画『ドラゴン・タトゥーの女』や『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』のルーニー・マーラが、ユニバーサルが製作するマグダラのマリアを描くタイトル未定の映画に出演する交渉が進行していると、Deadline.comが伝えた。
マグダラのマリアは、新約聖書に登場する聖人の一人で、キリストの復活を見届けた女性と伝えられている。一方で、彼女がキリストの妻であったという説や、娼婦であったという説もある、謎多き人物である。
本作の監督は、ルーニー・マーラ、ニコール・キッドマン共演の映画『ライオン(原題)/ Lion』を手掛けたガース・デイヴィス。テレビ映画「ウィッチャーの事件簿」シリーズの脚本を手掛けたヘレン・エドマンソンと、映画『天才画家ダリ 愛と激情の青春』の脚本を手掛けたフィリッパ・ゴスレットが本作の脚本を担当する。
デイヴィス監督は、『ライオン(原題)』ですでにタッグを組んでいるマーラについて、「演技に対するむき出しで大胆なアプローチには、生来の人を惹(ひ)きつける内なる生命力と共に、マグダラのマリアという、歴史上最も誤解されている女性の一人を演じるのに必要なすべての要素が備わっている」とコメント。
マーティン・スコセッシ監督の『最後の誘惑』でバーバラ・ハーシーが、メル・ギブソン監督の『パッション』でモニカ・ベルッチが、これまでにマグダラのマリアを演じてきている。撮影は今夏より開始、2017年に公開予定だ。
マーラが今年のアカデミー賞助演女優賞にノミネートされている、ケイト・ブランシェット共演の最新作『キャロル』は、2月11日より日本公開。(鯨岡孝子)