ロバート・ダウニー・Jr版「ピノキオ」の新監督はロン・ハワードか
俳優のロバート・ダウニー・Jrが米ワーナー・ブラザースと共に進めている、童話「ピノッキオの冒険」の実写映画化作品で、『ビューティフル・マインド』などのロン・ハワードが監督候補に挙がっていることが明らかになった。The Tracking Board が報じた。
イタリア人作家カルロ・コロディの童話「ピノッキオの冒険」を基に実写映画化する本作。この度、『ラッシュ/プライドと友情』『白鯨との闘い』のハワードが監督候補になり、もし決定すれば本作を降板したポール・トーマス・アンダーソン監督の代役を務めることになる。
原作は、木製のあやつり人形ピノキオが人間の男の子になる様子を描いたもの。ロバートは本作のプロデューサーを務めながらも、あやつり人形ピノキオの生みの親となる時計職人のゼペット役として出演もするという。ロバートの妻であるスーザン・ダウニーもプロデューサーに名を連ねている。
脚本は当初、『キングスマン』のジェーン・ゴールドマンなどが初稿を執筆し、その後『ギヴァー 記憶を注ぐ者』の脚本家マイケル・ミトニックやロバート自らが手直ししたうえで、アンダーソン監督が再改稿していた。だが、アンダーソン監督が降板したことで、今のところアンダーソン監督の脚本のアイデアをそのまま使用するかは未定だが、もしハワード監督に決まれば、彼が新たに別の脚本家を雇い、執筆させるのではないかとみられている。
同原作はこれまでに、1940年のディズニーによるアニメーション作品や2002年にロベルト・ベニーニが監督兼主演の『ピノッキオ』など、何度かアニメ化や実写化されてきた。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki/編集部・石神恵美子)