岡田准一、名匠コンビ9年ぶりタッグ作で主演!小栗旬ほか豪華キャスト集結
V6の岡田准一が、『鉄道員(ぽっぽや)』『ホタル』などを世に送り出してきた監督・降旗康男と撮影・木村大作の名匠コンビが9年ぶりにタッグを組んだ新作映画『追憶』(2017年公開)に主演することが明らかになった。
脚本は『グラスホッパー』の監督・瀧本智行と脚本家・青島武による完全オリジナルストーリーで、幼少期を共に過ごした少年3人が、一つの殺人事件を通して、刑事・容疑者・被害者という形で再会を果たし、事件の真相、そして心にふたをしてきた忌まわしい過去と対峙していくヒューマンドラマ。共演には小栗旬、柄本佑、長澤まさみ、木村文乃、安藤サクラ、吉岡秀隆ら豪華俳優陣がそろった。
故・高倉健さんをはじめ、長年にわたり時代を代表する映画俳優を撮り続けてきた降旗監督と木村のタッグはこれが15作品目。過去から逃れるために刑事になったが、事件をきっかけに過去の自分と向き合う男・四方篤を岡田、少年時代を一緒に過ごした旧友であり、事件の捜査線上に浮かび上がる容疑者・田所啓太を小栗、その事件の被害者・川端悟を柄本が演じる。
岡田は「映画界の至宝の方々とお仕事ができることを光栄に思います。素晴らしいキャストの皆様と、一つ一つを大切につむぎながら、降旗監督と木村大作さんの背中を追いかけていきたいと思います。お二人のエネルギーに影響を受けながら、映画を愛する方々の愛をしっかり見てきます。作品の完成を楽しみにしていて下さい」とコメント。
降旗監督は「歳も歳(81歳)なので、いつもこれが最後の作品になるかもしれないと思って臨んでいる中、今回また木村さんと一緒に組めて良かったです」と9年ぶりのタッグを喜び、「岡田准一さんとは初めてですが、人間に内在する“陰”を演じきれる日本映画界では数少ない主演俳優だと思っているので、その“陰”をうまく引き出したいと思います」と語った。
木村も「降旗監督とは15作目になりますが、監督からは今までにやったことない事を求められていますし、今回は主役に岡田准一という俳優を新たに迎えるので『新しい旅のはじまり』だと思っています」と心境を告白。「岡田准一さんは、俳優にとって一番大切な“目”を持っていると思います。彼の横顔の伏し目に潜む“陰”を撮りたいです」と意気込んだ。(編集部・中山雄一朗)
映画『追憶』は2017年全国東宝系にて公開