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黒沢清監督の幽霊屋敷が舞台の全編仏語映画、初映像公開!

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映画『ダゲレオタイプの女』より
映画『ダゲレオタイプの女』より - (C)FILM-IN-EVOLUTION - LES PRODUCTIONS BALTHAZAR - FRAKAS PRODUCTIONS - LFDLPA Japan Film Partners - ARTE France Cinema

 『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門・監督賞を受賞するなど海外で高い評価を受ける黒沢清監督が、満を持しての海外初進出を果たすフランス、ベルギー、日本の合作映画『ダゲレオタイプの女』の特報が公開となり、全編フランス語で紡がれるミステリアスな物語の一端が明らかになった。

 タイトルの“ダゲレオタイプ”とは、露光のために被写体の長時間の身体拘束を必要とする、世界最古の写真撮影方法のこと。特報は、この撮影に使われる奇妙な器具が登場するところからスタート。被写体となる美しいヒロインからして格調高いアート映画のような雰囲気が漂うが、やがて「ここに居たら 皆おかしくなる」「これがお前の復讐か」「“永遠”を得たのに!」といった不穏かつ意味深なセリフが連発し、トーンが一変していく。

 終盤、アップで一瞬映し出される恐ろしい形相の女性は一体誰なのか……? 『回路』(2000)、『LOFT ロフト』(2005)、『』(2006)などこれまで黒沢ホラーを愛好してきたファンの期待を煽るような意味深なホラー的瞬間となっている。

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 本作では、ダゲレオタイプ写真の被写体となった女性が首吊り自殺をした屋敷を舞台に、その妻の亡霊に怯える写真家ステファンと、彼の新たな被写体となった娘マリー、彼女に恋をする写真家アシスタント・ジャンの恐ろしくも不思議な物語が描かれる。主人公ジャン役に『ある過去の行方』『消えた声が、その名を呼ぶ』などのタハール・ラヒム、マリー役に『女っ気なし』のコンスタンス・ルソーがふんするほか、ダルデンヌ兄弟作品で知られるオリヴィエ・グルメ、『007/慰めの報酬』のマチュー・アマルリックらベテランが脇を固める。(編集部・石井百合子)

映画『ダゲレオタイプの女』は10月よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国公開

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