『デッドプール』平日なのに特典配布終了続出!ガチ勢集うコラボカフェで生の声を聞いた
公開初日が平日のど真ん中である水曜日であるのにもかかわらず、新宿や渋谷の映画館でほぼ満席状態を出し、昼には入場者プレゼントの配布が終了する映画館が続出し、映画のタイトルがTwitterのトレンドワードに入るなどアメコミ映画としては類を見ないほどの熱狂ぶりを見せている映画『デッドプール』。公開初日である1日にルミネマン渋谷にオープンしたコラボカフェには、午前11時からすでに熱いファンが集っていた。
【写真】日本初公開のアートワーク&コラボカフェメニューを大公開!
カフェがオープンするやいなや、お客さん第一号となる女性が来店。「今日はデッドプールに貢ぐ気持ちです!」と笑顔を見せる彼女は、朝9時30分の映画を鑑賞してから来店したそう。
聞けば彼女が観賞した朝イチの上映回には、初老の男性から若い女性、さらには学生服姿の若者まで幅広い年齢層の人々が見られたという。彼女の言葉を証明するように、カフェには年齢問わず映画のグッズを持った男女が次から次に訪れる。コラボメニューや展示されていた日本初公開のアートワークを堪能するファンの中には、デッドプールのマスクをかぶった男性の姿も。
根っからのアメコミファンの友人同士で来たという男性は、今年立て続けに公開された『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』や『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』といったアメコミ大作も公開されてからすぐに観に行ったというが、『デッドプール』の混み具合は目に見えて違うと語る。また『デッドプール』に関しては数年前から特に女性ファンが増えたと分析。そう話す二人の後ろにはまさしく“マーベル女子”の二人組が席につき、女性からの支持の厚さもうかがえた。
「デッドプール」は一体何がほかのアメコミ作品と違うのか? 一番の特徴はデッドプール自身がコミックのキャラクターだと認識しており、物語にとらわれず下ネタジョークや観ている者に直接語り掛けたり、メイド服を着てみたりする自由すぎる行動だろう。映画版もファンがデッドプールにそのような行動をとることを望んでいることを十分に理解しており、R指定がかかるジョークをさく裂。また日本語吹き替え版も過激な言葉を用いている。
字幕版を観た後にカフェに来店したという女性二人組は、この後吹き替え版を観る予定だとにっこり。インタビューしている最中も、コラボメニューを注文する声やアートワークをカメラに収めようとする人が途絶えなかった。アメコミ作品の中でも「デッドプール」ファンの愛はすごい気がする……そう感じざるを得ない濃密な時間がそこにはあった。(編集部・井本早紀)
『デッドプール』コラボカフェはルミネマン渋谷1Fの「Cafe manduka」(カフェ マンドゥーカ)で開催中(6月14日までの期間限定)