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ウィル・スミス、映画のペテン広告に持論

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『ワイルド・ワイルド・ウエスト』アカデミー賞授賞式でdisられてましたね
『ワイルド・ワイルド・ウエスト』アカデミー賞授賞式でdisられてましたね - Axelle / Bauer-Griffin / Getty Images

 俳優のウィル・スミスが21日(現地時間)、フランスのカンヌで行われている世界三大広告祭の一つ「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」に出席し、ハリウッドで行われてきた「ごまかしの映画広告はもう終わりだ」という意見を語った。The Hollywood Reporter などが報じている。

【写真】モハメド・アリさんを演じるウィル・スミス

 この日、広告業界で働く人々の前に立ったウィルは、世界で2億2,200万ドル(約244億円・1ドル110円計算)を稼ぎ出すも、ラジー賞で最低映画賞を受賞したSF映画『ワイルド・ワイルド・ウエスト』を引き合いに出し、「あの時は自分の信じたものを宣伝していたというよりは、自分が『映画スター』として認められるために宣伝をしていた」と明かす。

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 また息子のトレイが「携帯の普及によって浮気ができなくなったよ」と言っていたことを紹介し、「これは僕の仕事や映画のマーケティングにも通じることだ」と持論を展開。「80年代、90年代はショーモナイ映画でも予告編に爆発とかをいれておけば観客は観にきてくれた」と話し、「今は映画が始まって10分もたてば『この映画つまらん。ヴィン・ディーゼルの映画を観に行こう』ってみんなツイートしてるよ」と続けた。

 こうした映画を取り巻く状況の変化の結果として、「映像ギミックや爆発のかわりに物語の良さに作り手が重きを置くようになった。いまハリウッドの打ち合わせに行くと面白いよ。なんと『どうすればいい映画ができるか』をみんなで話し合っているんだから!」と冗談を飛ばしたウィル。先日亡くなったモハメド・アリさんについて「彼はお金や名誉にとらわれない人だった。自分の中の価値観に従っていたんだ」と話し、よき友人であったアリさんが「とにかく『映画スター』になろうとしていた自分を正しい道に導いてくれた」と述べた。(編集部・海江田宗)

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