坂上忍、子役時代以来のダメ出しくらう
30日、千葉県・成田空港にて映画『アングリーバード』とLCC航空会社ジェットスター・ジャパンのコラボレーションジェットである特別塗装機「ハッピージェット」のお披露目イベントが行われ、同作の主人公レッドの日本語吹き替えを担当した俳優の坂上忍が登場、子役以来のダメ出しをくらったというアフレコの様子を語った。
本作は全世界で30億ダウンロードされたゲームを映画化したアニメ作品で、鳥なのに飛べなく、いつも怒っている主人公レッドを中心に、楽園のような島で奪われた卵を取り返すべくユニークなキャラクターたちが奮闘する物語。最近、飼い犬のために建てたセカンドハウスで、自然の風の気持ちよさに窓を開けていたところ、鳥の被害を受けて困っていたという坂上は今回のオファーを受け「わからないものだな、縁ってあるもんなんだなって思いました」と不思議な縁を感じていたことを明かす。
しかし、アフレコの経験はあるものの本作ほどの本格参加は初めてだったという坂上は収録現場で早口のセリフに大苦戦。あまりのNGの多さに子役時代以来のダメ出しを食らい「嫌な思い出が甦りました」とかなり落ち込んだことを振り返った。
そんな苦労もあってか収録最終日に「本当に終わったのがうれしくて。これでみなさんの顔を見なくて済むので『ありがとう』と言ったら、収録に同席していた現地のプロデューサーから『ヒットしたら2年後くらいにまた会っちゃいますよ』とか言われて。それはそれでありがたいんですが……」と映画のヒットを祈りながらも再度のオファーに戦々恐々としている様子の元子役・坂上であった。(取材・文:桂伸也)
映画『アングリーバード』は10月1日より新宿ピカデリーほか全国公開