『3月のライオン』豪華キャストはまるで異種格闘技戦!?<キャスト&監督コメント全文>
神木隆之介主演で羽海野チカの人気漫画を実写化する映画『3月のライオン』(2017年春、前後編2部作)の新キャストが7日に発表され、メガホンを取った大友啓史監督が、「異種格闘技戦の如き、個性豊かなキャストによるぶつかり合いを日々楽しんで撮影しています。映画『3月のライオン』、どうぞご期待ください」と俳優陣の熱演ぶりを明かした。
中学生で異例のプロ将棋棋士デビューを果たした桐山零(神木)が主人公の本作は、幼い頃に交通事故で家族を失った心の傷を抱えた零が、同じ下町に住む川本家の三姉妹や周囲の人との交流、数々の対局を通して、成長していく姿を追った作品。
このたび、新キャストと各配役が明らかになったが、大友監督はキャスティングに関して次のように語っている。「将棋のシーンを撮る毎に、それは盤上の闘いだけではないことに気づかされる。棋士たちが丸ごと背負った人生の、ゴツゴツと音を立て、神経がささくれ、骨が軋むようなぶつかり合い。そんな棋士たちの世界に近づくために、各々が背負った人生が香ってくるような、そしてその人生がまったく違う価値観であることが匂って来るような、多彩なキャスティングを目指しました」。映画『3月のライオン』は2017年春に前編・後編2部作で全国公開。(編集部・吉田唯)
下記、配役とキャストコメント全文。
【佐々木蔵之介 島田開役】
映画『3月のライオン』に参加させて頂くことを、心より光栄に思います。私が演じる島田開八段は、原作の漫画でも、とても魅力的な人気あるキャラクターの一人です。羽海野チカさんの、原作ファンの皆様のご期待に応えられるのか、島田八段のごとく胃がキリキリ痛んでおります。劇場公開、楽しみにしてください。
【伊藤英明 後藤正宗役】
繊細さと豪快さを持った、憧れの大友組に参加できる喜びを感じながら、今回初めて棋士の役を演じさせて頂きました。
対局の場面をやっていくうちに、ただ将棋を指すだけではなく一手一手に意味と感情があり、男と男の勝負の世界にどっぷり浸かっていくのにゾクゾクしました。
【加瀬亮 宗谷冬司役】
将棋の撮影は思ったより過酷で、
スタジオの食堂で食券を渡す時に
人差し指と中指で挟んで渡してしまうくらい疲れています。
【倉科カナ 川本あかり役】
原作はずっと読んでいて、
もし演じるなら、いつかは「あかりさん」を演じたいなっと思っていたので、
お話を受けてとても嬉しく、ただ、とてもプレッシャーに感じました。
でも、そのプレッシャーを糧にして、
楽しみながら演じたいと思います。
【清原果耶 川本ひなた役】
原作を読んだ時に“どうしてもひなたになりたい”と強く思い、オーディションを受けました。
今、キャストやスタッフの皆さんと楽しく撮影をさせて頂けていることがとても嬉しいです。
自分の中に強い芯を持っているけど、どこか儚い。そんなひなたを私なりに精一杯演じたいと思います。
【前田吟 川本相米二役】
大友監督の作品では、いつも俳優陣が生き生きとしている印象があります。
今回初参加の大友組で、生き生きとしている「川本相米二」を是非皆様に見ていただきたいです。
【有村架純 幸田香子役】
今回は今までに演じた事のない役柄に挑戦し、
毎回密度の濃い撮影でした。
何度も何度もテイクを重ねて作られていくシーンが
不思議と心地よくて、まだまだ役を演じていたい思いでした。
一人一人の葛藤や想いが将棋を通して描かれている人間ドラマだと思います。
大友組、素敵な共演者の方々の中に自分も仲間入り出来た事が本当に嬉しいです。
私も全編早く観たいです。楽しみにしています
【豊川悦司 幸田柾近役】
久しぶりに大友作品に帰ってこれて、とても嬉しく思っています。
孤高な男達の静かなる決闘の世界に、神木君とどっぷり浸りたいと思います